News / Nunn Road / 2014 / April 2014
ナニアは、生活学校、3才児~6才児を一緒に保育しているので子供たちは、いろいろな面から学ぶことができます。小さい子供たちからは、お兄さん・お姉さんたちに対して、あこがれの気持ちが育ち、大きい子供たちからは、小さい子供たちへのやさしさ、思いやりの気持ちが育ちます。
現在、新しいクラスになって約一か月、それぞれが一つずつ大きくなって、新しい体験をし始めています。
特に今年は、半分以上の子供たちが入れ替わりました。新しく入園した子供たちもだんだんナニアの生活に慣れてきて、毎日楽しそうに頑張っています。2回あったお誕生会もみんな上手にでき、先日行なったイースターの行事も楽しんで参加してくれましたよ。
もちろん、たくさんの子供たちが一緒に生活し、学び合っている空間です。おもちゃの取り合い、けんかなどは欠かせません。けんかをするということは、お友だちに一生懸命かかわり合っているということです。まだ、言葉でしっかり表現できない年少さんたちは、手が出てしまうこともあります。でも、“ごめんなさい”“だいすき”ということも上手ですよ。けんかは、子供たちが人間関係を学び合い、成長していくための大切な機会です。ナニアでは、けんかがあったら、必ず、いすを丸く並べて“ミーティング”をします。年少さん達は、もめ合いがあった場所で話し合います。まず、それぞれの言い分を聞きます。自分のことを言うことによって80%解決し、そして、最後に“どうしたらいいですか。”と聞くと、みんな“ごめんなさい。”と言って、大好きをし、100%解決します。どんなささいなことでも、(小さい子にとっては大きなことですものね。)相手の“ごめんなさい。”を聞くまでは、彼らは納得しません。でも、相手があやまったら、すっきりして笑顔になり、ケロッと忘れてしまいます。素晴しいです。
年長さん達は、小さいお友達のお世話をしたり、年長クラスを始めたので、一番大きいということを、自覚し始めています。係りの仕事も始まっています。
年中さんは、自分たちより小さいお友だちができ、いろいろなことを進んで頑張ろうとしています。お兄さん・お姉さんになったということをまだ少しとまどいながらも、上手に遊んでいます。
年少さんも、お兄さん・お姉さんたちを真似して、一生懸命頑張っています。
着替えたり、脱いだりした洋服をたたむこともできるだけ自分でするように励ましています。結構自分でやっていますよ。みんな元気一杯です。
今年もみんなで助け合って仲よく、楽しい一年になることでしょう。
イースター(新しい命のお祝い)の日の写真をお配りしました。朝、卵に絵を描きそして、キャタピラーが蝶になるというお話の人形劇も一生懸命見て聞いていました。それから、その日は、天候も良くて、無事卵探しをすることができました。みんな一生懸命探していましたよ。その後、年長さんたちには、卵のからもむいてもらいました。行事の時には、年長さん達は、たくさんお手伝いをしてくれます。外遊びの時、ピーナッツの種まきもしました。すると、翌日には、もう芽が出てきたのです。収穫が楽しみです。
ナニアには、郵便ポストがあって、毎日、“ゆうびんやさん”がポストを開けています。郵便物は、子供たちからの“おてがみ”で、絵や折り紙、又、旅行先で拾った貝がらなどが入っています。でも、これは個人あてではなく、“ナニアへ”“ノームさんへ”“せんせいたちへ”ということにしています。お誕生会やお別れ会の時だけ、その子個人へプレゼントを持ってきています。どうぞ、御利用下さい。
おばあちゃんうさぎがお星様になった時、お墓にお花を一つずつ飾って、上手にお祈りしてくれました。又、かぶとくんが遊びに来てくれたり、かぶとの幼虫をコンポーストの中から見つけた時は大喜びしていました。正直私も初めて、ものすごい勢いで土の中にもぐっていくかぶとを見て、感動しました。
自然は、たくさんのことを子供たちに(私にも)教えてくれます。
豆まきの後、大豆を畑にまいて見事な枝豆ができました。とてもおいしかったです。