News / Nunn Road / 2017 / April 2017
ナニアは、生活学校。3才児~6才児を一緒に保育しているので子供たちは、いろいろな面から学ぶことができます。小さい子供達からは、お兄さん、お姉さん達に対してあこがれの気持ちが育ち、大きい子供達からは、小さい子供達へのやさしさ、思いやりの気持ちが育ちます。
現在、新しいクラスになって約一か月、それぞれが一つずつ大きくなって、新しい体験をし始めています。
今年も、たくさんの子供達が入れ替わりました。新しく入園した子供達もだんだんナニアの生活に慣れてきて、毎日楽しそうに頑張っています。昼食も大きい子に励まされて頑張って食べたり、先日行なったイースターの行事も楽しんで参加してくれましたよ。
もちろん、たくさんの子供たちが一緒に生活し、学び合っている空間です。おもちゃの取り合い、けんかなどは欠かせません。けんかをするということは、お友だちに一生懸命かかわり合っているということです。まだ、言葉でしっかり表現できない年少さんたちは、手が出てしまうこともあります。
でも、「ごめんなさい」「だいすき」と言うことも上手ですよ。けんかは、子供達が人間関係を学び合い、成長していくための大切な機会です。ナニアでは、けんかがあったら、必ず、いすを丸く並べて「ミーティング」をします。年少さん達は、もめ合いがあった場所で話し合います。まず、それぞれの言い分を聞きます。自分のことを言うことによって80%解決し、そして、最後に「どうしたらいいですか」と聞くと、みんな「ごめんなさい」と言って、大好きをし、100%解決します。どんなささいなことでも(小さい子にとっては大きなことですものね)、相手の「ごめんなさい」を聞くまでは、彼らは納得しません。でも、相手があやまったら、すっきりして笑顔になり、ケロッと忘れてしまいます。素晴しいです。
年長さん達は、小さいお友達のお世話をしたり、年長児クラスを始めたので、一番大きいということを、自覚し始め、何でも意欲的に取り組んでいます。
年中さんは、自分たちより小さいお友だちができ、いろいろなことを進んで頑張ろうとしています。泣いている年少さんにやさしくしてくれたり、上手に遊んだりと、大きく見えます。
年少さんも、お兄さん、お姉さん達に見守られて、一生懸命頑張っています。大泣きしたり、おしっこ騒動があっても、年長、年中さん達がやさしく声をかけしたり、助けてくれたり、待ってくれたりするので、小さい子達も安心しています。よく遊んでいますよ。
今年もみんなで助け合って仲良く、楽しい一年になることでしょう。
イースター(新しい命のお祝い)の日の写真をお配りしました。朝、卵に絵を描き、そして、キャタピラーが蝶になるというお話の人形劇も一生懸命見て聞いていました。その後、待ちに待った卵さがし。それぞれバスケットをもらって、小さい子達からお庭に出て始めました。みんな一生懸命探していましたよ。その後、年長さん達には、卵のからもむいてもらいました。行事の時には、年長さん達は、たくさんお手伝いをしてくれます。小さい「卵」のパッキングも「お手伝いしたい」と言って、何人かの年長さんが10コずつバスケットに分けてくれました。(庭のバナナは、二本実を付け、カイランも育っています。New Lifeのお祝いの日、オクラの種蒔きもしました。今、たくさん芽が出てきています。)
ナニアには、郵便ポストがあって、毎日「ゆうびんやさん」がポストを開けています。郵便物は、子供たちからの「おてがみ」で、絵や折り紙、又、旅行先で拾った貝がらなどが入っています。でも、これは個人あてではなく、「ナニアへ」「ノームさんへ」「せんせいたちへ」ということにしています。お誕生会やお別れ会の時だけ、その子個人へプレゼントを持ってきています。どうぞ、ご利用下さい。
年長児クラスでは、ひらがなを一字ずつ習います。それぞれのひらがなには詩があり、その詩を参考にされるため、詩の本をお配りしました。その日に習った字の所を色ぬりするように言ってあります。ナニアではその本は使いませんので、ご家庭でご利用ください。そして、正しい鉛筆の持ち方を指導しています。ご家庭でもよろしくお願いいたします。
又、指編み、くさり編み、織り物(花びん敷き)、あやとりの他になわとびも時々やっています。跳べるようになると、それが大きな自信につながります。家でも練習するように言ってありますので、よろしくお願いします。