News / Nunn Road / 2013 / December 2013
2013年も残すところあとわずかになりました。皆様方の一年はいかがでしたでしょうか。異国マレーシアでたくさんの素晴らしいご経験をされたことでしょう。
54名の子供たちが一緒に生活するナニアでもいろいろなことがありました。それぞれの行事を通し、日々の活動を通し、生き生きと過ごし、日に日に成長していっている子供たち。
今年も、ここで兄弟姉妹のように一緒に過ごしたお友だちとお別れしなければならない経験をたくさんしました。そんな中、時にはけんかをしながら泣いて笑って一緒に過ごしたやさしい思い出は、別れの悲しさを越えてずっと彼らを支えてくれると信じています。(お別れしたお友だちの名前は、まだ時々出てきます。)
そして、みんな病気のお友だちのことを一生懸命お祈りしたり、ノームさんにお願いをしたり、プレゼントを作ってくれます。そして、その子が元気になって帰ってきたら、大喜びしてくれます。それは、動物のおもちゃや入れ物、本などが“けがをした”時も同じで、とても心配してくれるのです。
こんなこともありました。一週間のスクールホリディになる前の日にお休みしたお友だちのことも覚えていて、ホリディ明けには、“○○ちゃんが元気になったので嬉しいです。”と言ってくれるのです。
そんな純粋な一生懸命な彼らの姿を見ながら、自分も忘れてはいけない姿だと反省します。
今、彼らは“I hope my wish will come true.”と言って、クリスマスの会に向け一生懸命お祈りをしています。
新しい年、2014年が、彼らの願い通り、たくさんの人が幸せな笑顔で過ごせる年であって欲しいと心から願っています。
皆様方もどうぞ良いお年をお迎えください。
毎日、昼食時に、ホールに飾ってあるクリスマスの“Star Windows”の窓を一つずつ開けています。それから、動物たち、ノームさん、星飾りも毎日3、4人ずつ交代でクリスマスのテーブルの上に置き、みんなで、クリスマスの会を待っています。13日皆様方にお会いできますこと楽しみにしています。
私が子供の頃、母がいつもふとんを干す時に“お日様は誰にでも平等でたくさん暖かさを下さるよ。ありがとうございます。”と言っていたのを、ここでまくらなどを干す度に思い出しています。
ナニアでも、くつや洋服を乾かしてもらった後、子供たちと“おひさま、ありがとう。”と言っているのです。雨が降ると、“かえる君やかたつむり君、お花さんたち嬉しそうだね。”という彼ら、大きくなっても、その感謝の気持ちを覚えておいて欲しいと思います。
Kuih Kapit day のこと 今年大好評だったので来年も又行います!
中国正月の時に味わう伝統的なお菓子、Kuih Kapit(クイカッペ)別名Love Letters(ラブレター)を、自ら、焼いてみませんかという企画です。時代が変わり、いろいろなものが簡単に買えるようになって便利になったものの昔から伝わる手作りのものを経験する機会が少なくなってきたのは残念なことです。そんな中、そういう文化的な経験ができたらと、この会を計画し、お誘いしています。
全体写真(J&E両方)は、何度か撮り代えたのですが、みんながいい顔というのは、むずかしかったです。いろいろな表情の子がいます。個人写真も何枚も撮って一番いいものを選びました。彼らの笑顔を見ながら、幸せな気持ちになります。クリスマスの会で差し上げます。
(11月は、先生たちがインスタントカメラマンに変身します。保育よりむずかしい〰〰!)
毎年クリスマスの会の前にホールの“Star Windows”を開けます。それは、年長さんの係りになっているのですが、今年は、15個の窓に対してEnglishクラスの年長さんと合わせて、17人いるので、“どうしたらいいですか?”とミーティングを持ちかけました。すると、“二つの窓は、ペアーになって開けたらいい”とすぐ言ってくれたのです。“では、誰がペアーになってくれますか”と投げかけると、又“ハイ!”と言って、すぐペアーが決まりました。
もし、私が“○○君と○○ちゃんがペアーで一つの窓を開けてください。”と自分で決めて話したら、“どうして一人で開けられないの?”とまず文句が帰ってきます。でも、こうしてミーティングをして決めたことだったら、しかも彼らの提案で決まったことなので、後、絶対文句は出てきません。(こういうミーティングは、本当に効果的です。是非ご家庭でもお試しください。”
小さいけど、数の大きさ、ペアーにするという概念もわかってきたし、こういうお互いのことが考えられるミーティングもできるようになってきましたよ。(ちなみに、私のダンナのBirthdayを子供たちとお祝いした時に、彼の年の数が私の年の数より小さいということに年長さん達は、気付き、とても驚いたようで、今でも話題になる時があります。50代の数でも、比べられるのですよ☺)
クリスマスの会に向けて、みんなで準備をする中、お祈りの前に“My name is ○○”と言うのを練習しています。年少さんで、普段は、あまり話さない子がしっかり名前を言った時、みんな拍手をして“すごい”と言いながら大喜びしてくれたのです。言えた子もそして、その子を励ます子たちもみんな笑顔一杯で、まさに“クリスマス精神!”と感じながら、私たちも本当に嬉しくなりました。
中には、家では、大きな声でできるけど、まだみんなの前で言うのは、恥ずかしい子もいます。みさきお姉さんが一緒に言ってくれることになっています。そうして、助け合いながら、頑張っている子供たちを、当日、暖かい目で見守ってあげてください。