News / Nunn Road / 2013 / June 2013
マレーシアでのランタン祭りは、中秋の名月(ムーンケーキフェスティバル)と兼ねて9月に行われます。ナニアでは、マレーシアのランタン祭りと日本の夏祭りを一緒にしたような形の“ランタン祭り”を7月に行なっています。
この日、子供たちは朝だんご作りをし、夜集まって歌ったり、踊ったり自分たちで作ったものを食べたりと楽しく過ごします。又ランタンWalkでは、自分たちで作ったランタンに火が灯されます。
“Mr.Candle”と、子供たちから呼ばれているローソクは、一日の終わりのお話の時間やお誕生会、お別れ会で使われ、子供たちを自然にひきつけています。彼らにとって地上の火は精神界の光と深く関係を持っています。そして、“お日様”“お星様”“お月様”“神様”など天上のものとも深くかかわっています。うす暗くなった中で灯されるランタンの火と一緒に歌い歩きながら、天上のもの自然界のものとつながりが持てる経験をして欲しいというのも、このランタン祭りのねらいです。
ランタン祭りのご案内
日時:2013年7月18日(木) 6時半より(夕食後集合)
場所:ナニアの庭(雨天:室内)
※ランタンWalkで、ナニアの庭だけでなく、家の外回りを歩くことも考えています。天候にもよりますが、もし、家の外を歩く時は、お父様、お母様方にお子様と一緒に歩いていただきます。その時、お子様の安全管理もどうぞよろしくお願い致します。(もし、園児以外の小さいお子様がいらっしゃる方で、お父様が不参加ならば、お知らせ下さい。)(夜)6:30~6:50 ・子供たちの発表
あいさつ、ランタンの詩、歌
6:50~7:00 ・年長さん達による福建語の詩
・盆踊り(お母様方(お父様方)も一緒に踊って下さい。)
(ランタン祭りの頃、中国系の人たちは月を見ながら、詩を歌って楽しんだそうです。その詩を御紹介します。)
7:00~7:30 ・スナック(おだんご、バナナ、キャロットケーキ、フルーツ)
(子供たちは座って食前の言葉を言います。人数が多いため、お母様方にそれぞれのお子さんのおやつを取っていただいたらと思います。小さいお子さんがいらっしゃる方は、スタッフがお手伝い致します。)
7:30~7:45 ・ランタンWalk
(子供たちは、英語・日本語・中国語でランタンの歌の練習をしています。みんなで、一緒に歌いながら庭を二周します。)
7:45頃 ・Goodbye song
(この後、子供たちはそれぞれのランタンをもらって帰宅します。おやすみなさい。)
小さい子供たちは、よく泣いてよく怒ります。全身が感覚器官のような彼らは、そうやって体中で自分を“表現”します。だから、そのように表現できる子ができないより、いいことです。一番気になるのは、静かな子供たちです。言いたいこと表現したいことを言えないで、自分の内にためておくと、心も体も苦しくなります。
小さい子供たちがギャーギャー泣いたり、わめいたりする時、まず私は、“やっている、やっている。自分を表現している。いい、いい。”と納得します。
そして、次はどうやって彼らを導くかですよね。大人がすごく忙しい時に大声で泣かれて、わがままを言われると、とっても大変です。つい“いいかげんにしなさい!静かにしなさい!早くしなさい!”と言いがち。そして、そう言うと、ますます彼らの泣き声は、大きくなり、大人の叱る声も大きくなり、大人は苦しくなるという悪循環になるばかりです。
何かのご参考になればと、ナニアでやっている実践の中から、いくつか例をご紹介します。
〈例1〉1対1でけんかをして、泣いたり怒ったりしている時は、たとえ、たたいたりひっかいたりした時でも、そのことを叱る前に“何か理由があるのだよね。”と理由を聞いてあげると、彼らは落ち着きます。そして、たたいたり、ひっかいたりしたら、痛いということを教えます。
〈例2〉複数対1でけんかをしている時は、静かに落ち着いた声で、“○○ちゃんはね。やさしくお話してあげるとやさしくなるのだよ。”と全体に言って、
怒っているその子に“そうよね。”と言うと、やさしい声で、“そうよ。”という風になり、みんなも“本当だ。”“やさしいね!”という方向に進みます。
〈例3〉一人でわがままを言っている子には、“泣きやみなさい”と言っても絶対(・・)、泣きやみません。体をやさしくさすりながら、静かにお話するように“今日、雨が降ったからカエル君喜んでいるね。カエル君はね。○○ちゃんが大好きなのだよ。○○ちゃんがこれできたら嬉しいよ。”なんて話すと、その話を聞きながら、だんだん静かになり、“カエル君。嬉しいよね。”なんていう返事が返ってきたりします。そして、相手が落ち着いたら、今やって欲しいことをさせるのです。
〈例4〉“困ったなぁ。大変なことがあるの。誰かやってくれませんか。”と全体に持ちかける。そうすると、必ず誰かがやってくれたり、席を代わってくれたりします。全体の前でほめられると嬉しいからです。
〈例5〉みんなで輪になってお祈りしている時、輪に入れない子がいる場合、“○○お兄さん(△△お姉さん)やさしくお話をして○○君を連れてきてあげて下さい。”とお願いする。子供たちのやさしい手は、まほうの手、小さいけどやさしくするのもとても上手ですよ。小さい子供たちを落ち着かせるのは、大人のムード、大人にどれだけ彼らを包み込む余裕があるかによります。でも、これは、幼稚園のように、たくさん子供たちや大人がいる“大家族”では、やりやすいけど、ご家庭で、お母さんとお子さんだけの場合大変だと思います。しかも24時間ですものね。
そして、特におじいちゃん・おばあちゃん・親せきの人がいない異国では、いろいろ大変なことも多いと思います。
いつも応援しています。何かありましたら、いつでもお電話ください。
ランブータンを収穫しました。歌もあるのですよ。
♫ ランブータン ランブータン おいしい おいしい ランブータン
ランブータン ランブータン ハウツー ハウツー ランブータン ♪
(中国語でおいしいです。)
◦中味が卵のよう!アイスクリームのよう!と言って喜んでいましたが、食べず嫌いの子供たちもいました。