News / Nunn Road / 2016 / May 2016
先日の運動会、大変お世話様になりました。
子供たちは、歌や詩、踊り、年長さんの組体操、また、ゲームの練習などをしながら、「あと○回寝たら運動会」と指折り数えて楽しみに待っていました。並び方やゴム跳びのやり方、回り方など繰り返して練習しておいたので、上手にできましたね。ただ見知らぬ場所、大きい体育館、大勢の人などに圧倒されて、初めの発表の時など、参加しにくかった子供達もいました。無理もないことです。でも、ゲームなどお父さんと一緒に頑張ってできて嬉しく思いました。
ペナン日本人学校の先生方、朝早くから会の一番最後まで、駐車場、体育館の管理、エアコン、マイクなど大変お世話様になりました。校長先生も来られて励まして下さり、とても嬉しかったです。
お休みしたお友達にも、休み明けには会えてとても喜んでいました。
それから、ゲームの進行は、実行委員のお母様方、一生懸命、笑顔でマイクを握って下さって、ゲームが盛り上がり、本当にありがとうございました。小学生のお兄さん、お姉さんたちも、全部のゲームに参加してとても楽しそうでしたね。
そして、何と言っても一番会を盛り上げて下さったのは、汗びっしょりになって子供達のためにゲームに参加して下さったお父様方です。子供達の手遊び「マジックボックス」から出てきた動物さん達、カエル、ゴジラ、馬さんになったり、風船ゲーム、ボールゲーム、ハイジャンプ、じゃんけん電車など、休む間もなく大活躍され、本当にありがとうございました。(何人かのお母様方も、お父様方の代わりに頑張られていましたね!!)
思いっきり楽しんで下さった皆様方のお陰で、とても思い出に残る楽しい運動会になりました。片付けも、皆さんで協力してやって下さって、感謝しています。
(P.S. 子供達は、「フェスティバル」が大好きです。「次は何かな?」と、もう次の「フェスティバル」を楽しみにしていますよ。)
年長児クラス(午後1時~1時45分ぐらいまで)をご紹介します。
これは、小学校に上がるための準備として、ひらがな、英語、数の導入をするクラスです。みんなで挨拶をし、ビーンバッグを回しながら、しりとりゲームをしたり、ひらがなの詩を体でリズムを取りながら言います。英語の時は、簡単な英語での会話、数の時は、数の話などをします。そして、みんなで輪になり、ABCの歌や「あいうえお」を手拍子でリズムを取りながら、歌ったり、唱えたりします。その後、机に着いて線描きや習った字の練習をします。
自分で書くものが、きれいだなぁと思えるようブロッククレヨン(四角のクレヨン)で色塗りをしたり、色鉛筆で作業を進めます。そして、自分で一生懸命書いたものは、大切にして欲しいので、毎月末に自分たちで表紙・裏表紙作り、ひも作りをし、本にして持って帰ります。(4月は中旬からクラスが始まったので、4月、5月分を一緒に作ります。)穴あけ作業も全部、年長さんがします。
年長さんだからできる「お勉強」は、みんなとても楽しいようです。例年、小さい子達の中に、自分も大きくなったらしたいなぁと、うらやましそうに見たり、横で真似する子がいます。この年長児クラスで学んだことは、3月の卒園の会でも発表します。
あやとり
年長児クラスの前は、あやとりをして、みんなが揃うのを待ちます。最初は、私が一つずつ教えていたのですが、最近は、お互いに教え合ったり、自分でオリジナルな形を作って、みんなに教える子もでてきました。
〈“ほうき”のリズム歌です〉
“Nimble fingers, nimble fingers, what shall we make
Yellow gnome was looking around under the table found a thread
Turn it around, turn it around
Brown gnome found another thread
1.2.3. They made a broom”
“黄色のノームさん歩いていた
テーブルの下から糸見つけたよ
まわしてね、まわしてね
茶色のノームさんも糸見つけたよ
1・2・3
二人でほうきを作りました”
花びんしき
卒業製作の織物です。一本ずつ糸を織っていくのでかなり集中力がいりますが、みんなよく頑張っています。もう一枚仕上げた子供たちもいるのですが、これは、競争ではないので、それぞれの子のペースで楽しみながらさせています。仕上げたものは、一枚は卒園の会のためにとっておき、二枚以上できた場合は、ポシェット、ウエストポーチなどにして持ち帰ります。
色糸やあやとりの糸は、私の母が用意してくれています。小さい子にとって「おばあちゃん」という存在は、とても大切なので、「おばあちゃん、ありがとう」などと、時々母に登場してもらっています。
5才半のクライシス(危機)
個人差はありますが、年長さんになってすごく頑張っていたけど、ある時急に、「遊べない」「たいくつ」「理由もなく怒ったり泣いたりする」「赤ん坊のようになる」「いつもより難しい行動をする」という例が、過去の経験からたくさんあります。
でも、心配しないで下さい。これは、教育学では「5才半のクライシス」と言われるもの。今までは、小さくて、周りのものも人も、全部自分と一緒と思っていた子供達が、成長して、いろいろ考えることができるようになったため「自分は、お友達やお父さん、お母さんとは、別の人間なんだ」というのがわかるようになり、その時、内的に「一人」「怖い」というのを経験して内にこもってしまったり、感情が押えられなくなったりするのです。健康的な成長発達の一つの段階です。
だからと言って、何をやってもいいのではなく、こちらは、前向きな姿勢で励ましたり、きちんと教えることが大切です。そうやって、励ましながら、見守り、私たち保育者の手伝いをさせたりして、その子のペースを作ってあげると落ち着いてきます。逆に「どうしたのだろう」と心配して、何でもわがままを聞いたり、「今までできていたのにどうしてできないの!」と怒ったりするとマイナス効果になります。
こちらが、「そうか、いろいろなことがわかるようになってきたのだ」ということを理解して、見守り励ましてあげると大丈夫です。大人の仕事の手伝いなど、とても大切な活動ですから、是非やらせてあげて下さい。彼らは、びっくりするぐらい、本当にいろいろなことができますよ。
公の場でのマナーを教える
Vanを待つ時など、公の場で子供たちが大騒ぎしたら、危険なだけでなく、他の人への迷惑にもなります。こういうマナーは、きちんと教えてあげることが大切です。それが、公共のもの、他の人への思いやりにつながるからです。
Vanに乗り降りする時は、年少→年中→年長の順にすること、車が発着する場所では走り回らないことなど教えていますので、よろしくお願いします。このように決めると、年長さん達は、だんだん待つことができるようになってきます。小さい子供たちのために待てるということは、たとえ、自分の座りたかった席に座れなくても、彼らの成長のプラスになること間違いなしです。待てる年長さん達に「お兄さん、お姉さん達、やさしいね、ありがとう」と声かけなどすると、もっと意欲的にできるようになりますよ。
サンバードが又、新しい巣を作りました。今度は、オフィスに行く所にある鉢植えの小さなパームの小枝に作っているんです。今回も上手にひさしが作ってあります。自然界の神秘に感動しています。ただ、今回は駐車場を横切ることになるので、子供達には伝えていません。残念です。
Nania ファミリーゲームディのお知らせ
Gohkaki Childhood Museumの皆さんと一緒に、伝統的な遊び、ゲームをご紹介します。いろいろ楽しいゲームがあります。ぜひご参加ください。