News / Nunn Road / 2004 / No.J124 10th Aug. 2004

　先月のランタン祭り、大変お世話になりました。
　あの週は天候がとても悪く、当日も午後大雨、少し止んでくれたので外の準備ができたものの、お祭りが始まる頃には又ポツポツと雨が落ち始めたり、黒い雨 雲が空をおおい、とても心配な空模様でした。でも、浴衣を着たり、中国の民族衣装、ヨーロッパの伝統的な衣装を身につけて喜んで待っている子供たちの顔を 見たら、どうにも庭で行事を行いたいと思い､天の神様に1時間30分だけ雨を降らすのを待ってくれるようお願いしました。

　週が明けて帰ってきた日､お話の時間にこの神様の話をしました。「ランタン祭りの日､天の神様はみんなのために一生懸命両手で雨をかかえて､ナニアのお 庭に雨が落ちないように支えていてくれたんだよ」すると「ふーん。神様の手って大きいんだね。どのくらいあるんだろう。すごいね。ありがとう」などと言っ ていました。午後大雨が降ったとき､自宅の窓から外を見て「雨降らさないでね」と一生懸命祈った子もいるそうです。　みんなの祈りがかなってくれて本当に 嬉しく思いました。

　又､この日風邪をこじらせて､私の声が出なくて､子供たちが私の声になって挨拶してくれたり､スタッフ全員がいいお祭りにしたいとチームワークよく働い てくれ､参加してくださった皆様の笑顔とともに楽しいお祭りになりましたこと､感謝の気持ちで一杯です。子供たちは「ランタンのお祭り楽しかったねぇ」と 言ったり､Englishクラスの子供たちも「ランタン楽しかったよ。今度は何のお祭り？」と聞いてくる子もいました。又､チームワークがいい時は､子供 たちと一緒に作ったお団子もおいしくなるのでしょう､去年と同じ量作って､去年はたくさん余ったお団子も､今年は足りないぐらいでした。

　スタッフ全員､今から､次のお祭りを楽しみにしている所です。

＝9月の行事予定＝

◆◆　お話の時間､小さな男の子が突然ろうそくの前に正座して､拝む格好で何かささやきながらお祈りをはじめ､おじぎを何回もしていました。
　日本には､「七歳までは､神の内」「三つ子の魂百まで」などと言う言葉があります。幼児の魂は､神様のいらっしゃる領域に守られて住んでいる､小さい 頃､感謝すること､自然界のものに畏敬の感情を持つことができた魂は､大人になるまで続いていき､日々の生活を支えてくれるものです。
　ろうそくの前で一生懸命拝むこの姿を見ながら､この時期の子供たちに感謝する経験をたくさんして欲しいと改めて思いました。そして､自分自身も感謝の気持ちを忘れてはならないと､その小さな姿に教えられました。

◆◆　最近の自由遊び　◆◆
・アイランドホスピタルごっこ：　小さい子供の患者さんが寝ていて
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ドクターや看護婦さんは忙しそうでした。
・すしバー　 ：カウンターがとてもきれいにセットされていました。
　　　　　　　　　食べながらマッサージまで受ける事ができます。
・プール　　　：泳げない人のために浮き輪が用意され､バスタオルもあります。
・飛行機　 　：まくら､ブランケット､スナックのサービスあり
・洗濯屋さん：お天気がいいのでたくさん洗濯物が干してありました。

□□　日本のシュタイナー関係のニュースレターOpen　Forumで ナニアのことが取り上げられました。電話インタビュー後､すぐ写真を送ったので､写真は以前のものが多いのですが・・　編集特記にかかれてある「ペナンか らこんにちは」は　何冊かコピーしたものがあります。学校関係の記録は随分前のものですが､マレーシアの行事､宗教についてはあまり変わっていないと思い ます。大したものではありませんが､読まれたい方がありましたら､お知らせください。