News / Nunn Road / 2007 / No.J168 19th Nov. 2007
天上ファンがカラカラ回る暑い国マレーシアにも、もうすぐクリスマスがやってきます。ジング
ルベルの歌とともに町はクリスマスツリーや華やかなライトで飾られ、プレゼントを買い求め、クリスマスディナーの予約、パーティーの洋服作りときらびやか
で忙しい時期、でも本当のクリスマスってなんでしょう。こんなに華やかな行事が行われる時は、いつもそれが華々しくなればなるほど、その流れに乗りたくて
も乗れない人たちがたくさんいる。金持ちと貧しい人の差があまりにも明らかに浮き出される時期。クリスマスがただ単に物を消費するだけのものだったら、子
供たちが単にお金で買ったプレゼントをもらって喜ぶだけだったら、残念なことです。この時期、町の華やかなライトの明かりを外に見るだけでなく、自分自身
の心の中に真の光をいだくことができたら、自分以外の人のことを心から考えることができたら、どんなに素晴らしいことでしょう。
いつも園ではダイニングルームにおやつを食べに行く前に集まって、みんなで神様の詩を言っています。子供たちにとって、これは病気でお休みの子を思う、
お祈りの言葉のようになっています。又、クリスマスの会では、自分のためではなく他の人のためにお祈りしましょう、サンタクロースのおじいさんにまず一番
にプレゼントを持っていってもらったり、助けてもらいたいのは誰かな、と投げかけると 次のようなことを言ってくれました。
・アフリカのお友達に食べ物がたくさんありますように。
・おばあちゃんの耳が聞こえるようになって欲しいです。
・泣いている子が元気になって欲しいです。
・病気のお友だちが元気になって欲しいです。
・おなかが痛い人や、足を怪我した人が元気になって欲しいです。
・みんなが幸せになって欲しいです。
小さい子供たちは、精神界にとても近い存在であり、自然界のものなどすべてをあたかも自分たちと同じように生きているように感じ、話します。「おひさ
ま、くもさん、おはなさん」と自然に「さん」をつけて呼ぶのもそのためです。そんな子供たちの感性に応えるため、お祈りをすることはとても大切です。お祈
り、そして言葉の力によって子供たちの魂が豊かなものになっていきます。又、各行事で詩を紹介していますが、それは、それぞれの行事で彼らが学んで欲しい
ことを言葉として表しています。
ナニアの子供たちは、今はまだ小さい子どもですけど、自然に他の人のことを考えられる、そんな心の豊かな優しい人間に成長して欲しいという願いととも
に、このクリスマスの会を計画してみました。又、一年の終わりの会という意味で、この一年をそれぞれ振り返りたいと思います。お母様方には、子供たちの水
彩画を利用したカードをそれぞれの子供たちの写真入りで作り、お渡しします。異国という生活環境の中、子供たちの出入りも多いナニアですが、一日一日が、
一つ一つの行事がそれぞれの子供たちにとって、大切なものとなってくれたらという思いとともに、ナニアの2007年の活動を終わりたいと思います。
■■ プログラム ■■ 12月14日
9:00 - 9:30 星飾り作り
9:30 - 9:45 おやつの準備
(クリスマスクッキーは前々日にみんなで焼きます)
9:45 - 10:15 子供たちの発表
あいさつ
クリスマスの詩・歌
カードを渡す
10:15 - 10:35 おやつ
10:40 - 10:50 キャンドルを持ってグループで
名前、お願い事を言います。
10:50 - 11:10 人形劇
さようならの歌
クリスマスプレゼント(手作りの星飾り)
11:15 降園
12月の行事予定
3日 まなみちゃんお誕生会
12日 クリスマスクッキー作り
14日 クリスマスの会
15日~1月6日 スクールホリデー
12月はペンキの塗り替えや新しく電気の配線をする大掛かりな工事を入れたため新年度の始まりを7日(月)にしましたのでよろしくお願いします。
2008年1月7日 新年度始まり
7
日はディパバリのお祝いをしました。「光のお祭り」と言われるディパバリ、明かりを灯した時の雰囲気は吸い込まれるようでした。子供たちも「きれい」と
言ったり「わぁー」と喜びの声を上げて見入っていました。タン先生のお話の後、いただいたディパバリのお菓子もとてもおいしかったです。帰る時にもう一度
ディパバリのお話をしました。