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クリスマスの会ご案内(一年の終わりの会)2018年12月14日(金)
天井ファンがカラカラ回る暑い国マレーシアにも、もうすぐクリスマスがやってきます。ジングルベルの歌とともに町は、クリスマスツリー華やかなライトで飾られ、プレゼントを買い求め、クリスマスディナーの予約、パーティーの洋服作りときらびやかで忙しい時期、でも本当のクリスマスって何でしょう。こんなに華やかな行事が行なわれる時は、いつもそれがはなばなしくなればなるほど、その流れに乗りたくても乗れない人たちがたくさんいる。金持ちと貧しい人の差があまりにも明らかに浮き出される時期。クリスマスが、ただ単に物を消費するだけのものだったら、子供たちが単にお金で買ったプレゼントをもらって喜ぶだけだったら、残念なことです。この時期、町の華やかなライトのあかりを外に見るだけではなく、自分自身の心の中に真の光をいだくことができたら、自分以外の人のことを心から考えることができたら、どんなに素晴しいことでしょう。
いつも園では、自由遊びの片付けをした後、輪になって4か国語で朝の挨拶をし、みんなで神様の詩を言っています。子供たちにとって、これは病気でお休みの子を思うお祈りの言葉のようになっています。又、クリスマスの会では、自分のためでなく他の人のためにお祈りしよう。サンタクロースのおじいさんにまず一番にプレゼントを持っていってもらったり、助けてもらいたいのは誰かなと投げかけると次のようなことを言ってくれました。
・けがをした子
・病気の人、入院している子 ・まずしい人 ・鼻が悪い人
・足が痛くて入院している人 ・火事にあった子 ・かゆい人
・津波でおうちが流された子 ・かぜひいた子 ・かわいそうな子
・病気のおじいちゃん、おばあちゃん・泣いている子・ごはんが食べられない子
・目が見えない人・お父さんやお母さんがいない子
・お薬がない人・お熱の子 ・台風にあった人
・事故にあった子 などです。
小さい子供たちは、精神界にとても近い存在であり、自然界のものすべてをあたかも、自分たちと同じように生きているように感じ話します。“おひさま、くもさん、おはなさん”と自然に“さん”をつけて呼ぶのもそのためです。
そんな子供たちの感性に応えるため、お祈りをすることは、とても大切です。お祈り、そして言葉の力によって子供たちの魂が豊かなものになっていきます。又、各行事で詩を紹介していますが、それは、それぞれの行事で彼らが学んで欲しいことを言葉として表わしています。
ナニアの子供たちは、今はまだ小さい子供たちですけど、自然に他の人のことを考えられる、そんな心の豊かなやさしい人間に成長して欲しいという願いと共に、このクリスマスの会を計画してみました。又、一年の終わりの会という意味で、この一年をそれぞれ振り返りたいと思います。お母様方には、子供たちの水彩画を利用したカードをそれぞれの子供たちの写真入りで作り、お渡し致します。異国という生活環境の中、子供たちの出入りも多いナニアですが、一日一日が、一つ一つの行事がそれぞれの子供たちにとって、大切なものとなってくれたらという思いとともに、ナニアの2018年の活動を終わりたいと思います。
さみしいお別れ
なるちゃんとそうすけ君にもお別れしなければなりません。本当にさみしい11月12月です。
彼らは小さいけどよくわかります。ナニアを出るということを聞いて大泣きする子もいるそうです。ここで家族のように暮らし、今までに、何度もお別れという悲しい経験を繰り返しているからでしょう。
そんな中お別れする時、必ず“心と心はどこにいてもつながっているよ、大好き”とお互いに言っています。そうやってハグすることで、本当にさみしさを超えられるんです。つながっているって本当にいいですね。いつも応援しています。ノームさん見守ってあげてください。
挨拶について
あいさつを通して、相手と出会え、気持ちが通じ合い、回りの世界が広がっていきます。小さい子にとっても大人と同じようにあいさつは大切です。ナニアでは、“〇〇先生、おはようございます”“Good morning, teacher ○○.”から始まり、歯みがきの後洋服をチェックしてもらった時、虫よけをやってもらった時、洗ってもらった時など、“Thank you, teacher ○○.”と言わせるようにしています。
帰る時は、
“二便さん、さようなら”
“みなさん、さようなら”
“だいすき”
“ありがとう、だいすき”
“ありがとう”
と声をかけ合っています。繰り返すことによって自然にできるようになります。でも、小さい子供たちなので、大人が意識的に励行し、何度も励ますことが大事です。見学者がある時など、外に出る前に室内で一度練習しています。
コンドでも、“おはようございます”“こんにちは”“さようなら”などが言えるように励ましてあげて下さい。よろしくお願いします。
先日、Nania 1とNania 2の卒園の会に出席しました。7人それぞれがナニアでのいろいろな思い出を大切に一生懸命、心を込めて発表し、立派にナニアを巣立ってくれたこと、本当に嬉しく思いました。
Japaneseクラスをお休みさせていただいたり、クラスを数時間抜けさせていただいてありがとうございました。
年長さん達は、Nania1のEnglishクラスの卒園の会のリハーサルを見学しました。見学した後、“I am a Star”の練習に気合が入っています。
レポートカードの個人写真は私が撮ったのですが(私がカメラを向けるとよく笑ってくれるからです)、全くの素人でバックに他の子供たちの姿や手足が写っていたりすること御了承ください。みんな天使様のようですよ☺
*11月26日(月)〜30日(金)までペラ補習校より角谷竣仁君(かくたにしゅんじ)6歳が来園してくれます。みんなお友達大好きな子供たちです。1週間ですけど、楽しい思い出がたくさんできることでしょう。よろしくお願いします。
これから毎日、昼食時にホールに飾ってあるクリスマスの“Star Windows”の窓を一つずつ開けています。それから動物達、ノームさん、星飾りも毎日3,4人ずつ交代でクリスマスのテーブルの上に飾り、みんなでクリスマスの会を待っています。
お祈りの言葉も一生懸命練習していますよ。年長年中さん達が頑張る姿に助けられて、励まされて、小さい子も少しずつできるようになりました。
彼らが小さい手を合わせて一生懸命お祈りする時、素晴らしい力を感じます。
光の祭典であるディパバリ
ディパバリコーナーに灯された光は、本当にきれいでした。今年はダイニングホールの回りにいすを並べ、そこからお話を聞いたのですが、静かに一生懸命聞いてくれました。又、グループ毎にホールの飾りの前でするお祈りも、プニタ先生の歌声とともに、上手にしてくれましたよ。
ムルクというお菓子は伝統的なものですが、少し固いので食べにくかったようです。他のお菓子は、“おいしい”と、喜んで食べました。
プニタ先生に教えてもらった踊りや歌も大やるきで色鮮やかな衣装で踊る子供たちは、笑顔一杯、思い出に残るフェスティバルでした。御協力ありがとうございました。
Kuih Kapit Dayのこと 毎年大好評です!(パンフレット同封しました)
中国正月の時に味わう伝統的なお菓子Kuih Kapit (クイカッペ)、別名Love Letters(ラブレター)を自ら焼いてみませんかという企画です。時代が代わり、いろいろなものが簡単に買えるようになって便利になったものの、昔から伝わる手作りのものを経験する機会が少なくなってきたのは残念なことです。そんな中、そういうカルチャー的な経験ができたらと、この会を企画しお誘いしています。