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 Harvest Festival (感謝祭)御案内

日時:2016年10月7日(金)

場所:ナニア園にて

両クラス一緒に感謝祭(日本語では「収穫」より「感謝」の方が子供たちに理解しやすいことより、このように呼んでいます。) に向けて、歌や詩など一生懸命練習しています。

各行事では、それぞれの行事のテーマに合わせ、子供たちに学んで欲しいことを考え、歌や詩、踊りなどを選びます。今回は、食べ物の大切さ、そして食べ物を育てる自然界のもの、食べ物に関わっているたくさんの人たちへの感謝ということを目的としています。

プログラム

9:00~ 9:20おやつのパン焼き

大きい子供たち、おやつ用のテーブル準備

9:20~ 9:30 トイレ

9:30~10:00 発表(Japaneseクラス)

10:05~10:35 発表(Englishクラス)

10:40~11:00 おやつ

11:00~11:15 人形劇

11:20     さようならの歌

お花のプレゼント

11:30  降園(お母様方と子供たち一緒に)

今回も発表を2グループに分けています。Japanese クラスの発表が終わりましたら、駐車場で待っていただくことになります。駐車場と発表の場はとても近く、前回の経験より、外の声がかなり中に響いていました。申し訳ありませんが、小さい声でお話しお願いいたします。

ムーンケーキ祭りのお話

昔、10個の太陽が一度に出て来て、あまりにも暑くて人々は病気になって苦しんでいました。そんな中Chang Erという弓矢の名人が、9個の太陽を射落として、人々を救いました。そして神様からそのほうびとして、永遠に生き続けることができる薬をもらって飲み、 月に行った所、月はとても寒かったので咳と共にその薬を吐き出しました。その後、Chang Erは、その薬を小さく粉にして、地球上にばらまいたら、たくさんの人々が幸せになれると思いました。そこへ寄ってきた親切なうさぎさんに、お願いして粉 にしてもらい地球上にばらまきました。それで地球上では、今でも薬草が育ち、それで人々の健康を維持することができるということです。

(中秋の名月にちなんだお話はいろいろあります。上記のものは、その中から選んだり付け加えたりして子供たちにわかりやすいようにして、ナニアで使っているものです。)

 

 このお話の後、ナニアの黒い「まほうの薬」やスイカの種の薬が、うさぎさんが粉にしてくれたお薬からできているのではと、みんなで話し合いました。「お月様の中で、お仕事しているうさぎさんを見た」と、話してくれる子もたくさんいました。☺

 

 今年は、私はチョンサムを着て、ノラ先生と一緒にムーンケーキ祭りのお話をしました。アンティージャネットも、お月様や灯のともったランタンを持って登場。子供達、とても喜んで聞いてくれました。午後のお話の時出てきた主人公のChang Erさんの格好だったと言うと、よくわかってくれました。お魚さん人形にもたくさんの子が「ムーンケーキ祭り楽しかったです」と言ってくれましたよ。

 

今年も、子供たちとムーンケーキ作りをしました。みんな、中のあんこを丸めることもし、できたムーンケーキのパッキングも、一人一人全員でしました。みんなが一生懸命やってできたムーン ケーキもとてもおいしかったので本当に嬉しかったです。それから、庭に咲く青い花「butterfly pea」や「pandan leaf」で青色や黄緑色をつけたのですが、それも頑張って集めてくれましたよ。

ナニアのムーンケーキのレシピです

(粉やあんこはムーンケーキ祭りの時期だけ購入できるようです)

〈材料〉

水: 300ml

油: 40g

Icing sugar: 150g

Koh Fun (cooked glutinous rice flour) : 200g

White lotus paste (あんこ、less sugar): 1袋

① 粉と砂糖を混ぜたものに油を入れ、色水を混ぜ合わせます。(Blue flourは煮て色を出していますが、pandan leafは、ミキサーでつぶしただけです)

② 上記のものをうすく伸ばしてあんこを包み、型に入れて冷蔵庫で冷やすだけです。☺

 ランタン作りも全部子供たちがしました。ひもは、年長さん達がくさり編みをして作ってくれました。一つ一つの準備が、行事を待つ楽しみになります。ランタンの色も自分で選びました。

  

  

  

 

「弁当Day」の日は、アンティー・ジャネットがおにぎり弁当を作ってくれます。そして子供達は、お財布とお金を作って買い物をし、ピクニックランチをします。現在お金を作っているのですが、大きい子達は、お財布がパンパンになるぐらい作っている子もいます。「先生達にも買ってあげる!」と言いながら・・・。

先日うさぎさん達のつめ切り、シャワーをしました。大変かと思ったのですが、うさぎさん達、静かで気持ちよさそうでしたよ。

庭の見事なバナナも収穫しました。いつ食べられるか、黄色くなるところを待っている所です。

 

異国マレーシアで暮らす子供達。先生達は、みんな英語で話す中、私も意識して英語も使っています。そんな中、片言の英語で話したり、簡単な英語の指示を聞くことができます。時々会う私のダンナ、アンクル・オンにも「純子先生のお父さん日本語できないんだ」と言いながら、「Hello, Uncle Ong.」「How are you?」と話しかけてくれます。

** お別れアルバムありがとうございました。とても喜ばれています。 **

先日二人の心に残るお別れ会を終えました。特に年長さんの男の子、だいご君としんのすけ君のお別れ会が立て続けにあったため、同年齢、そして小さい子達への影響はとても大きいものでした。

さみしさを隠すかのように、はしゃいでみたり、置いて行かれるように思い「自分も日本に帰りたい」という子まででてきたんです。帰国する二人も参加できない感謝祭の歌の練習をしながらどんな気持ちだったか、それを感じながら私も胸がとても痛くなりました。

海外での出会い別れは強烈です。見送る側も見送られる側もいろいろな思いで新しい出発をしなければなりません。でも、それだからこそ絆は大きいと思っています。ここで兄弟姉妹のように過ごしたお友達と、ずっとつながっていられること。そして、又再会できる喜び。それは彼らの生きる力になってくれるのではと、信じています。

今年の夏は、14年前にナニアを卒園し、20歳になった南條英里さんが帰ってきてくれていろいろな思い出話をしました。彼女は、幼稚園の先生、ナニアの先生になりたいとまで言っています。又、りおちゃんも8月、数日帰ってきてくれて、その時、ナニアを卒園したりおちゃんの二人のお兄さん、ゆうすけ君(4年生)、けいすけ君(2年生)も、数日一緒に過ごしてくれました。

園児と一緒にお絵描きしながら、「帰国がさみしい」とボロボロ涙を流したゆうすけ君。だいすきのハグと一緒にお別れする時、涙ぐんだけいすけ君。心豊かな子供達を抱きしめながら、感動しました。

そして先日は、7年前にナニアを卒園し、二度目のペナン滞在で現在ペナン日本人学校中学部2年の森山ろお君がお母さんと一緒に訪ねてくれて、たくさんの思い出話をしながら胸が一杯になりました。(彼は、ピンクのノームさんをもらって喜んでくれたんです。)

それぞれが個性豊かに成長して、見違えるようようになったナニア園児の先輩達を目の前にしながら、今お別れする子供達と、「20歳になったら、帰っておいでね、先生泊めてあげるから」「帰ってくるよ」と約束したことがすぐ実現しそうで幸せな気持ちになりました。

帰国する彼らは、「みんなを、心の中で守ってあげるよ」とまで言ってくれています。本当にそうですね。

♪ 心の畑を耕して 心の種を蒔きました ぐんぐんぐんぐん芽が伸びて やさしさ一杯ね 大好き ♪

やさしい心の種を、大きく大きく育てていきましょう!「純子先生も、みんなを、心の中でいつも見守っています。」


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