News / Nunn Road / 2013 / April 2013


ナニアは、生活学校、3才児~6才児を一緒に保育しているので子供たちは、いろいろな面から学ぶことができます。小さい子供たちからは、お兄さん・お姉さんたちに対して、あこがれの気持ちが育ち、大きい子供たちからは、小さい子供たちへのやさしさ、思いやりの気持ちが育ちます。

現在、新しいクラスになって約一か月、それぞれが一つずつ大きくなって、新しい体験をし始めています。

小さいお友達のお世話をしたり、一番大きいということを、少しずつ自覚し始めている年長さん。先日は、年長児クラスを始めて、とても喜んでいました。“待っていました”という意気込みでものすごく集中してするので、どんどんできるのです。待っていたため、やる気も喜びも大きいです。

年中さんは、自分たちより小さいお友だちができ、いろいろなことを進んで頑張ろうとしています。お兄さん・お姉さんになったということにまだ少しとまどいながらも、みんなで上手に遊んでいます。

そして、お兄さん・お姉さん達に助けられて少しずつ頑張っている年少さん。

トイレでおしっこができるようになったり、野菜が食べられるようになったり、“もうすぐおうちに帰るの?”と聞かなくても、リズムに慣れて一日過ごせるようになったりと、日に日に慣れてきています。

先日、新しいクラスになって初めてお誕生会をした時のことです。お誕生日の子のお父さん・お母さんの隣の席は、いつも取り合いになるのです。その日もそうでした。私が“困りましたねえ。どうしたらいいですか”と投げかけたら、年長さん達がいいアイデアを出してくれて、彼らがお父さん・お母さんにお願いして、席をずれてもらって、それぞれ二人ずつ隣に座れるようにしてくれて一件落着したのです。

 それから、ある日、お話の時間の時、病気が治って久し振りに帰ってきたお友だちの横に3人が座りたいと席の取り合いになりました。この時も、“困りましたねえ。年長さんどうしたらいいですか”と投げかけると、しばらく年長さんは考えていたけど、“できません”という答え、そりゃそうですよね。でも、みんなが一生懸命考えてくれたことを見ていた一人の男の子は“いいよ。○○君は、また明日も来てくれるから、今日は、ぼくが代わってあげる”と言ってくれて、解決しました。

“席を代わってあげなさい”と言ったら、まず“いやだ”という答えが帰ってきがちです。でも、自分の意志で、動けるような状況を作ってあげたら、彼らは、誇らしげに考えてくれたり、席を代わってくれます。そんな時、一生懸命考えてくれた子にも、席を代わってくれた子にもみんなで大拍手をします。そうすれば、どの子も、“そうか。そうすることが素晴らしいことなのだ”ということを内的に経験でき、次回は違う子供たちがそれをやってくれるからです。    

小さい子供たちの世界、本当に深くて素晴しいです。大人が忘れてしまったもの、無くしてしまったものを彼らは、たくさん持っているからです。新しい一つ上のクラスになって、みんな助け合って頑張っていますよ。

咳が出たり、体調が悪い時は、冷たい飲み物は、もっと症状を悪くします。ぬるま湯にして、飲ませてあげて下さい。私は、健康維持のため、平常から、ぬるま湯を飲んでいます。


それから、人間の体、脳は、水分からできていますよね。水分が欠けると、大きなストレスになり、体調が悪くなったり、精神的にも、影響します。特にマレーシアのように暑い国では、水分は欠かせません。

ペットボトルには、必ず一杯お水を入れて持たせて下さい。もし、飲みにくいお子さんは、少し、小さなペットボトルにチェンジして一杯まで入れて下さい。そうしないと、子供たちがどれくらい水分補給しているかわからないからです。励ましたらだんだん飲めるようになります。子供たちは、私と“競争して”飲むことが好きです。全部飲めた子は、とても誇らしげに見せてくれます。ご家庭でも励ましてあげて下さい。

大人にとっても水分補給は大切です。私は平日2ℓ以上お水を飲んでいるのですが、土日は、少な目になり、そんな時、体がだるくなってしまいます。この“ぬるま湯を飲む療法”、健康維持には欠かせません。是非お進めします。

イースター(新しい命のお祝い)の日の写真をお配りしました。朝、卵に絵を描き、そして、キャタピラーが蝶になるというお話の人形劇も一生懸命見て聞いていました。それから、その日は、雨が降らなくて、無事卵探しをすることができました。みんな一生懸命探していましたよ。その後、年長さん達には、卵のからもむいてもらいました。行事の時には、年長さん達は、たくさんお手伝いをしてくれます。


外遊びの時、ピーナッツの種まきもしました。すると翌日には、もう芽が出てきたのです。収穫が楽しみです。

ナニアには、郵便ポストがあって、毎日、“ゆうびんやさん”がポストを開けています。郵便物は、子供たちからの“おてがみ”で、絵や折り紙、又、旅行先で拾った貝がらなどが入っています。でも、これは個人あてではなく、“ナニアへ”“ノームさんへ”“せんせいたちへ”ということにしています。お誕生会やお別れ会の時だけ、その子個人へプレゼントを持ってきています。どうぞ、御利用下さい。

  

   

 





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