News / Nunn Road / 2016 / April 2016

ナニアは、生活学校。3才児~6才児を一緒に保育しているので子供たちは、いろいろな面から学ぶことができます。小さい子供達からは、お兄さん、お姉さん達に対してあこがれの気持ちが育ち、大きい子供達からは、小さい子供たちへのやさしさ、思いやりの気持ちが育ちます。

現在、新しいクラスになって約一か月、それぞれが一つずつ大きくなって、新しい体験をし始めています。

今年は、約半数の子供たちが入れ替わりました。新しく入園した子供達もだんだんナニアの生活に慣れてきて、毎日楽しそうに頑張っています。2回あったお誕生会もみんな上手にでき、先日行なったイースターの行事も楽しんで参加してくれましたよ。

もちろん、たくさんの子供たちが一緒に生活し、学び合っている空間です。おもちゃの取り合い、けんかなどは欠かせません。けんかをするということは、お友だちに一生懸命かかわり合っているということです。まだ、言葉でしっかり表現できない年少さんたちは、手が出てしまうこともあります。

でも、「ごめんなさい」「だいすき」と言うことも上手ですよ。けんかは、子供達が人間関係を学び合い、成長していくための大切な機会です。ナニアでは、けんかがあったら、必ず、いすを丸く並べて「ミーティング」をします。年少さん達は、もめ合いがあった場所で話し合います。まず、それぞれの言い分を聞きます。自分のことを言うことによって80%解決し、そして、最後に「どうしたらいいですか」と聞くと、みんな「ごめんなさい」と言って、大好きをし、100%解決します。どんなささいなことでも(小さい子にとっては大きなことですものね)、相手の「ごめんなさい」を聞くまでは、彼らは納得しません。でも、相手があやまったら、すっきりして笑顔になり、ケロッと忘れてしまいます。素晴しいです。

年長さん達は、小さいお友達のお世話をしたり、年長児クラスを始めたので、一番大きいということを、自覚し始めています。係りの仕事も始まっています。

年中さんは、自分たちより小さいお友だちができ、いろいろなことを進んで頑張ろうとしています。お兄さん、お姉さんになったということにまだ少しとまどいながらも、上手に遊んでいます。

年少さんも、お兄さん、お姉さん達を真似して、一生懸命頑張っています。着替えたり、脱いだりした洋服をたたむこともできるだけ自分でするように励ましています。結構自分でやっていますよ。みんな元気一杯です。

今年もみんなで助け合って仲良く、楽しい一年になることでしょう。

 

イースター(新しい命のお祝い)の日の写真をお配りしました。朝、卵に絵を描き、そして、キャタピラーが蝶になるというお話の人形劇も一生懸命見て聞いていました。その後、待ちに待った卵さがし。それぞれバスケットをもらって、小さい子達からお庭に出て始めました。みんな一生懸命探していましたよ。その後、年長さんたちには、卵のからもむいてもらいました。行事の時には、年長さん達は、たくさんお手伝いをしてくれます。(小さい「卵」のパッキングも「お手伝いしたい」と言って、何人かの年長さんが6コずつバスケットに分けてくれました。)庭のロングビーンは実を付け、にがうりも少しずつ成長しています。オクラはたくさん収穫して、お昼の野菜になっています。

 

ナニアには、郵便ポストがあって、毎日、「ゆうびんやさん」がポストを開けています。郵便物は、子供たちからの「おてがみ」で、絵や折り紙、又、旅行先で拾った貝がらなどが入っています。でも、これは個人あてではなく、「ナニアへ」「ノームさんへ」「せんせいたちへ」ということにしています。お誕生会やお別れ会の時だけ、その子個人へプレゼントを持ってきています。どうぞ、ご利用下さい。

 

年長児クラスでは、ひらがなを一字ずつ習います。それぞれのひらがなには詩があり、その詩を参考にされるため、詩の本をお配りしました。その日に習った字の所を色ぬりするように言ってあります。ナニアではその本は使いませんので、ご家庭でご利用ください。そして、正しい鉛筆の持ち方を指導しています。ご家庭でもよろしくお願いいたします。

又、指編み、くさり編み、織り物(花びん敷き)、あやとりの他になわとびも時々やっています。跳べるようになると、それが大きな自信につながります。家でも練習するように言ってありますので、よろしくお願いします。


Copyright 2013 Nania. All rights reserved. Developed by WDI