News / Nunn Road / 2022 / April 2022

新しいクラスになって、約一か月が過ぎました。今年は、年長２＋６　年中３＋６　年少１＋３　年少々１＋０（男＋女）、計２２人でスタートしました。

新しいグループは、7人4月生まれのお友達がいます。りんちゃんは、台湾に一時帰国中ですので6月に帰ってきてお誕生会をします。残りの6人は4月に全員お祝いしました。お誕生会が続いたけど子供たちは、一生懸命集中して頑張ってくれました。お誕生日の子は、ケーキの準備を全部自分でします。喜んでやってくれるんですよ。自分のストーリーを聞くのもよく聞いてくれて、お話を付け加えてくれる子もいます。

コロナ前には卒園した子たちが、よく帰ってきてくれていました。今年26年目ですので、20代になった子もたくさんいます。私は、その子たちにいつも聞きました。”ナニアでの一番の思い出は何ですか。“そして、どの子も”お誕生会です。“と答えました。その時、自分のお誕生会の前に”明日は、ぼくが主役になる日？“と聞いた子のことを思い出しました。1年に一回だけだけど、その日半日は自分の時間、自分のお祝いをしてもらえる日。子供たちは、自分は大切な存在なんだということを無意識的に感じるようです。我々保育者にとっても、とても大切にしている行事です。

新しい命のお祝い（イースター）

先週21日と22日新しい命のお祝いをしました。不思議なことに例年この時期には、自然界の神秘的な命の誕生を経験することができます。昨年は、庭の池の上に作られた鳥の巣から二羽のひな鳥が巣立ちました。今年は、Japaneseクラスの前にある鉢植えで二羽のひな鳥が大きくなっています。椅子に上がったら見える高さだったので、卵からひな鳥が生まれ育っていく様子をずっと観察することができたんです。ナニアの新しい命のお祝い前でしたので、子供たちは大喜びしたり雨が降った時は心配してくれたり、最高の経験です。その他、池の中にオタマジャクシがたくさん生まれたり、カエルになったものにも出会えたり、子供たちの大好きな自然、園庭です。

初日は、人形劇から始まり、その後、歌や手遊びの発表をしました。年長さんたちが頑張ってくれたので、小さい子達も真似して一生懸命していました。年長さんたちの存在は、小さい子たちにとって大きいです。折り紙でうさぎを作った時もそうです。

二日目は、まず卵に絵を描きました。卵を手に持って描くということは難しいのですが、みんな一生懸命やっていました。床に落とした子は、一人もいませんでしたよ。そして、すぐフォイルに包みました。少しぐらい卵が見えても自分でするという経験は大切です。そして持ち帰り用の小さい卵を10個ずつ数えることも自分たちでやっています。数えられない子はお兄さんお姉さん達に手伝ってもらいました。

その後、楽しみにしていた卵探しをしました。最初に年少、年少々さんを庭に出してあげ、そして年中、年長と続きます。文句を言う子は一人もいません。小さい子は助けてあげないといけないということは、よくわかっています。庭中卵を探し回る子達を追いかけて、必死で写真を撮りました。でも、動く子たちがあまりにも早いので、全員の子達を平等に撮れていないかもしれません。ごめんなさい。そして、卵探しが終わった直後に大雨が降りました。まるで、庭のノームさんたちに守ってもらったようでした。

人形劇のお話

あるお天気のいい日に、女の子がお庭をお散歩しているとキャタピラー君に出会いました。二人はとっても仲良しになって楽しくお話ししました。次の日もまた次の日も楽しい時間を過ごしました。でもその次の日に女の子が会いに行ったら、キャタピラー君は動きません。女の子は心配して次の日、薬を持ってくると約束しました。そして薬を持って会いに行ったら何か硬いものがあるだけでキャタピラー君の姿は見えません。女の子は、悲しくなってとぼとぼとお家に帰りました。

次の日こそキャタピラー君に会えますようにと祈りながら行ったら、今度は固いものが割れて庭に落ちていました。女の子は、“キャタピラー君、キャタピラー君”と泣きながら探しているとノームさんに出会いました。ノームさんは、今来た道を帰っていくと大切なお友達に出会うと教えてくれました。帰っていったら、うさぎさんに出会いました。うさぎさんは、きれいなお庭に連れて行ってくれました。そこで女の子は、きれいなちょうちょさんに出会いました。どこかで会ったことがあるようです。うさぎさんが、キャタピラー君がちょうちょになって、いつも会えるようになったと教えてくれました。そして、女の子とちょうちょさんは、そのきれいなお庭でずっと楽しく踊りました。　おしまい