News / Nunn Road / 2019 / February 2019
先日のチャイニーズニューイヤーの会、大変お世話様になりました。この会が保護者の皆様全員でお祝いする今年度最後のフェスティバル。今年もたくさんのお友達とお別れするので、心に残る会にして欲しいと願っていました。
鈴木ここなちゃんがお休みだったのは、とても残念でしたが、“心と心はつながっています”。お友達の思いが通じて、休み明けに元気になって帰ってきてくれたので、みんなで“元気になって良かったね。”と喜んでいました。長い休みが入っても、休み前にお休みしたお友達のことをよく覚えていますよ。新しく入ったお友達のこともみんな大切にしてくれます。お別れした、こうすけ君、なるちゃん、そうすけ君にも聞こえるように歌うよと言ってくれるんです。ずっと大好きなお友達を、やさしい思い出を、思いやりの心を大切にしていって欲しいとチャイニーズニューイヤーの会をしながら願いました。
今年は、チャイニーズニューイヤーの会が早く、慌ただしかったのですが、みんな歌もたいこもダンスも一生懸命頑張ってくれました。歌はマレーシアの人達が大切にしているものをたくさん選びました。そうすれば、いろいろな所でその曲に触れ、マレーシアの行事を身をもって体験できるからです。
年長さんのダンス“フォンエンファオグー”は、みんな大好きで、小さい子達からも人気があり、年長さんが一生懸命踊った後、必ず小さい子達もやりたいと言って、音楽を流してあげたら、みんなで楽しんでいました。
チャイニーズニューイヤーは、家族みんなが集まり、今年一年の幸せを祈るものです。ナニアの家族も、一緒に楽しく2019年をスタートすることができました。
そして、チャイニーズニューイヤーの会が終わったら、今度はすぐ卒園の会の準備に入りました。チャイニーズニューイヤーの会をみんなで助け合って作り上げた彼らなので、今度も一生懸命頑張っています。
例年素晴しいと思うことは、卒園児達はもちろんのこと、小さい子供達が一生懸命お兄さん、お姉さん達のために頑張ってくれることです。小さいうさぎさんやくまくんになって歌ったり贈る言葉を言い、プレゼントを渡してくれる。そうやって卒園児達がすることをよく見ています。年中さん達は“次は自分の番”と静かに待っているようです。
そして、卒園児たちにとって、“ナニアの歌”にはいろいろな思いがあるようです。練習以外でもよく口ずさんでいます。小さいお友達にやさしくしてくれたり、さまざまな行事を中心になって盛り上げてくれた彼らです。たくさんのことが思い出されて胸が一杯になります。当日は、自分達が一緒に作り上げたものを発表し、それが大切な締めくくりになり、彼らの力になってナニアを巣立っていって欲しいと願っています。小さいお友達や、保育者達との別れ、学校という新しい所へ行くという喜びと同時に不安などもたくさんあると思います。励ましてあげてください。
小さい子供達には、当日登園する時、今日は、お兄さんお姉さん達を送り出してあげる大切な会であることを話して励ましてあげて下さい。
卒園の会プログラム
2019年3月8日(金)
第一部(全員)9:50~10:50
✾全員のあいさつ
✾在園児からの言葉
✾卒園児からの言葉
✾卒園児の発表
・ 劇 “うさぎの姉妹とくまの兄弟”の話(小さい子供達も少し参加します)
・ 合奏 自分達で作った、たいこ、鈴でカエルの歌(日本語と中国語)とラササヤンを合奏
・ 年長児クラスから
あいうえおの詩” “I am a star”“リズムであいうえお” “ABCの歌”
・ ナニアの歌、両親、保育者への感謝の言葉
✾それぞれの卒園児のお話
キャンドルをつけながら、一人一人の子供達のお話をします。(お父さん・お母さんへの歌)
✾プレゼント
卒園児へ
・ 卒園証書+カード
・ 在園児からの絵の本
・ 卒園制作の織り物
・ ノーム
・ ノームのバック(色はそれぞれが選びました)
・ 4枚かばん紹介
・ 卒園児のお母様方からのプレゼント紹介
✾帰国する子供達紹介
第二部(卒園児)11:15~11:45
✾在園児のお母様方からのプレゼント紹介
✾保育者、保護者の皆様から一言(インフォーマルに思い出話などしましょう。)
11:40~12:00 各先生達へのあいさつ回り、昼食の準備、写真撮りなど
12:00 昼食
13:00 卒園児降園
卒園児のお母様方が、ナニアと在園児一人一人にプレゼントを作って下さっているということをお聞きしました。ありがとうございます。皆が大喜びする顔が目に見えるようです。ナニアでずっと大切に致します。
又、在園児のお母様方も卒園児のお母様方へ一生懸命プレゼントを作られています。このお別れする方へのアルバム作りは、14年ぐらい前にお母様方の案で始まりました。私がお願いした訳ではないのです。最初は、卒園児にだけ作られて、途中、お別れする方には、写真フレーム(全体写真で)だけ送られていたのですが、それも変わって今では、お別れする方全員に、アルバムを作られているのですね。本当に素晴しいと思います。
もちろん、作業は大変でしょうけど、いただかれる方皆様とても喜ばれています。そして何よりも、たくさんの方々の心、喜びの気持ちがこもったプレゼントは、同じ時期一緒にペナンで過ごしたやさしい思い出として、そしてこれからのつながりとして、ずっと大切な宝物となることでしょう。別れた子供達の笑顔、思い出がずっとナニアにそして我々保育者の心の中に存在するように。
皆様方のお気持ちに心から感謝致します。
先日ペナン日本人学校の中二の生徒さん達5名、そして、黒田教頭先生、中坂先生も来園して下さいました。生徒さん達は、素晴らしいおもちゃを作ってきて一緒に遊んで下さって、子供達は、大喜びしていました。快くおやつの手伝い、机の片付けなどもして下さって、明るく元気一杯でやさしいお兄さん、お姉さん達は、素敵に輝いていました。
その日、一日の最後の話の前に出てきて、“今日はどうだった?”とお話を聞いてくれるお魚さん人形に、みんなが“お兄さんお姉さんが来てくださって、うれしかったです。おもちゃも作って下さって、とてもうれしかったです”と話していました。やさしい思い出ができました。
豆まきは、鬼さん達が神様の家に行って、“鬼は外、福は内”“Sickness sadness outside. Happiness inside” と豆を投げ合いました。その後、みんなで豆拾い、お庭に広がった豆はとても魅力的で、言わないのに一生懸命拾いました。その後、畑に大豆を蒔いたのですが、もう芽が出てきましたよ。枝豆ができるのを楽しみに待っている所です。
たくさんの子供達とお別れする季節。ずっとやさしい時間が続きそうな中にいるのに、一日一日があまりにも早く過ぎていく現実。子供達を“大好き”しながら、“心と心はずっとつながっているよ”“20歳になったら帰ってきてね”ということで、今が本当にずっと続いていってくれるように思えて、自分が励まされています。
そんな中、今年の年賀状は、“高校生になりました”“20歳になりました”“大学を卒業して幼稚園の先生になりました”というのがあり感激しました。そして、先日は21歳になったEnglishクラスを卒園したお友達にも会い、思い出話に盛り上がりました。
今、お別れする子供達とも、ずっとずっとつながっていたいと願っています。