News / Nunn Road / 2014 / January 2014

明けましておめでとうございます。

長いお休みを終えて、新しい年を迎え、子供たちは元気な笑顔で、帰ってきてくれました。皆様、良いお年を迎えられたことでしょう。

 ナニアは、休み中、うさぎ小屋作り替え、チク城の修理(屋根がない木の家ですので、一年に一回大掛かりな修復をします)や駐車場の屋根の延長をし、そして全部の机の表面を機械で消毒して新しくニスを塗り替えました。その後、四日間かけて、みんなで大掃除をしました。布も全部取り外して染め直し、おもちゃを洗ったり、日光消毒をしたり、ナニアの家を隅々まで徹底的にきれいにしました。みんな汗びっしょりになって働き、少々疲れても家がだんだんきれいになり、お日様のやさしいにおいに包まれて、新学期喜んでくれるだろう子供たちの笑顔を想像しながら、幸せな気持ちになりました。

 新しい年になって、町中、中国正月の雰囲気ですね。ナニアでも、すぐ、チャイニーズニューイヤーの会の練習に入りました。今回、中国語の歌が多いのですが、頭で覚える大人と違って、子供たちは体で覚えるので、繰り返す中、発音も上手に真似してすぐ歌えるようになるのです。太鼓や踊りの練習も楽しそうにやり、行事のテーブルにも飾りを付けて、チャイニーズニューイヤームードになりました。

 今年も、みんな元気で幸せな一年でありますように、本年もどうぞよろしくお願い致します。

チャイニーズニューイヤーの会ご案内

中国系マレーシア人の人たちにとって、中国正月は最も大切な行事です。大みそかの夜は、Reunion Dinner(リユーニオンディナー)といって、家族みんなで食事をします。(steam boatスティームボートをする家が多いです。) 夜もふけ、真夜中になると天から降りてくる神々を迎える準備をします。家の門をあけ、すさまじい音の爆竹が打ち鳴らされます。そして、お正月は、親戚回りをし、赤い袋に入ったお年玉(アンパオ)を子供たち、独身者にあげ、みんなで今年一年の幸せを願います。私の主人も親戚が多く、毎年、一日半かけて全部回っているのです。

 ナニアの子供たちもこの会が大好きで、歌や踊り、太鼓の練習と一生懸命頑張っています。みんなで楽しくチャイニーズニューイヤーの会をお祝いして、今年一年の幸せを一緒に願いたいと思います。

2月に、3人のお友だちたけひろ君、しゅん君、はんなちゃんとお別れすることになりました。年度途中、そして卒園の会まで一か月弱という時にお別れしなければならないこと、とても残念でなりません。時間が限られていますが、それぞれの子供たちをきちんと送り出してあげたく、今、準備を進めています。お母様方もお別れアルバム作り、ありがとうございます。

13日は、たけひろ君の卒園の会もしようと思っています。短時間ですが、できるだけのことをして、いい締めくくりになって欲しいと思います。ここで兄弟姉妹のように過ごしたお友だちとのお別れは、子供たちにとっても、本当に悲しいものです。でも、最後の日まで、みんなで一緒に助け合って、やさしい思い出を作ったら、“悲しい”という経験が、それぞれの心の中で、“ずっと大切なお友だちとの深いつながり”という気持ちになります。私も過去17年間、たくさんの出会い、別れを繰り返してきました。毎回、お別れする時、心が引き裂かれるようですが、“これは、終わりではない。大切な出会いの違う形での

始まりなのだ。“と思い、そんな出会いに感謝しています。

 今年も、大きくなった子供たちの年賀状がたくさん届きました。20代になった子供たちも何人かいます。今、お別れするお友だちとも、ずっとつながっていて、いつも応援しています。又、いつか帰って来てください。ずっと元気でいますから。☺

※先日、子供たちをVanに乗せて、タイプーサンの見学に行きました。(通りが通行止めになる直前です。) と言っても、通りをVanで通るだけなのですが、運転席の窓を開けたら、賑やかなインド音楽が聞こえたり、お香のにおいをかぐことができ、みんな喜んだり、驚いたりしていました。神様の飾りがある所では、子供たちも“神様、ありがとうございます。”と手を合わせました。

(自分がペナン日本人学校に勤めている頃に書いた冊子のタイプーサンのページをコピーしました。)

・Thaipusam(タイプーサン)(Thai月の満月の日)(1月〰2月)

 一日目は、クウィーンストリートのSriMariamman Templeから、ウォーターフォールのTempleまで、Subramanyamの像をのせた車の行列が続く。二日目は、新しいサリーやドーティーを着た、たくさんの人々が見まもる中、花や孔雀の羽や神の絵で装飾された御輿のような木枠をかつぎ、この木枠から、下げられた糸を、何十もの針でとめ、又、唇や舌にも長くて太い針をさし、その先にライムをぶら下げた男たちの行進がウォーターフォールの丘の上のTempleを目指して進んでいく。恍惚状態に入った男たちを励ましながら、踊る肉親縁者の姿も多く見られる。三日目は、又、この車がクウィーンストリートのTempleに帰って行く行列が続く。この儀式は、祈願成就のお礼のお祭りで、自身の体をいけにえにして、神に感謝するということらしい。ペナンの寺院では、親族が励ましながら、あたかも催眠状態にするように香をたき、針を刺していく儀式を見せてもらった。寺院の前では、すでに恍惚状態になった男たちが、自分の順番を待っていた。又、クアラルンプールのバツーケーブでは、知人の行を探しながら、人々の行を見たが、人間のすることとは思えないような行に、驚き、人々の宗教心の深さを改めて感じるのであった。

 

 

リボンコエ(中国正月のお菓子)作りは、1月28日(火)に予定しています。

大きい子がハサミで切れ目を入れ、小さい子たちがそれを引っ繰り返します。そして、キッチンスタッフが油で揚げます。折り紙を使って練習しました。当日、御賞味下さい。

豆まきの日は、それぞれが作ったお面と、大豆を箱に入れて(箱作りもしました)持って帰ります。子供たちは豆まきも楽しみますが、豆拾いも大好きです。言われないのに、例年長い時間拾い続けるのです。きっと地面の上に落ちた豆は魅力的なのでしょう。そして、その豆を畑に蒔いて、今年も枝豆を育てようと思っています。例年たくさん収穫できます。昨年は、昼食時、みんなで分けて少しずつ食べました。

“鬼は外〰 ♩  福は内〰 ♫ ”   

♪“Sickness  Sadness  Outside!   Happiness  Inside! ”♫


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