News / Nunn Road / 2016 / January 2016

 明けましておめでとうございます。

長いお休みを終えて、新しい年を迎え、子供たちは元気な笑顔で、帰ってきてくれました。皆様、良いお年を迎えられたことでしょう。

ナニアは、休み中かなり大掛かりな改装やペンキの塗り替えをしました。家の中も外も、庭の木の家もきれいに塗り替えたんです。家具全部動かさなければならないため、ものすごく時間がかかって、クリスマスの会の次の日から始めたのですが、新年になっても、まだ少し塗り終えていない状態でした。こんなに大変だとは思いませんでした。うさぎ小屋やコンポ―ストの場所も移動し、魚の池は、今までのより少し大きなものを作りました。

チク城は、子供達と一緒にお別れして壊す予定だったのですが、あまりにも悲しくて「泣いている」私を見て、義理の兄が「壊すことはないよ、きれいに修理してあげるから」と大改築してくれたんです。彼の息子やその友達もきてくれて、みんなで修理してくれました。だから、新しいチク城には、たくさんの人の思いが込められています。本当にありがたかったです。

 

その後、四日間かけて、みんなで大掃除をしました。布も全部取り外して染め直し、おもちゃを洗ったり、日光消毒をしたり、ナニアの家を隅々まで徹底的にきれいにしました。

今年は、私自身休み返上だったのですが、少々疲れても家がだんだんきれいになり、庭も喜んでいるようで、そのことが新学期喜んでくれるだろう子供達の笑顔と重なり、とても満たされました。そんな中、サンバードが二つ巣を作ってくれたんです。日本人クラスの前のガーリックバインに作られた巣には、ひさしまであるんですよ。お母さん鳥が大切に卵を温めているのが見られます。ランブータンの木に作られた巣では、赤ちゃん鳥がかわいいくちばしをのぞかせて、お母さんがエサを持ってきてくれるのを待っているんですよ。バナナやパパイヤの木も大きくなり、立派な実を付けています。

 

そうやって、みんな子供達が帰ってきてくれるのを待っていました。子供達も、「あー、あれが変わっている」「きれいになったね」「鳥さんかわいいね」「チク城さん元気になってよかったね」と喜んでくれて本当に嬉しかったです。

今は、チャイニーズニューイヤーの会の歌や踊り、「たいこ」を楽しそうに頑張っています。又、豆まきの歌も歌っているのですが、この日本の伝統行事の豆まきの「鬼」とチャイニーズニューイヤーのお話に出てくる「ニエン」のあり方が、暖かい春を待つ、病気や不幸を追い払い幸せを迎えるという意味でよく似ているんです。豆をまいた大豆から芽が出、新しい命のお祝いであるイースターに続くように子供達は、一年のリズムを身を持って体験することができます。

今年もみんなで助け合って、学び合い、笑顔一杯の一年でありますように。たくさんの子供達が、前向きに笑顔で過ごせる世界になりますように。

2月3日(水)チャイニーズニューイヤーの会で皆様にお会いできますこと、楽しみにしています。

 チャイニーズニューイヤーの会ご案

中国系マレーシア人の人たちにとって、中国正月は最も大切な行事です。大みそかの夜は、Reunion Dinner(リユーニオンディナー)といって、家族みんなで食事をします。(steam boatスティームボートをする家が多いです。)夜もふけ、真夜中になると天から降りてくる神々を迎える準備をします。家の門をあけ、すさまじい音の爆竹が打ち鳴らされます。そして、お正月は、親戚回りをし、赤い袋に入ったお年玉(アンパオ)を子供たち、独身者にあげ、みんなで今年一年の幸せを願います。私の主人も親戚が多く、毎年、一日半かけて全部回っているんです。

ナニアの子供たちもこの会が大好きで、歌や踊り、たいこの練習と一生懸命頑張っています。みんなで楽しくチャイニーズニューイヤーの会をお祝いして、今年一年の幸せを一緒に願いたいと思います。

先日、ペナン日本人学校中学部二年生6名が保育実習で来園されました。そして、今週木曜日には、2名、職場体験実習で、一日子供たちと過ごして下さいます。若くて元気一杯の生徒さんたちは、とても魅力的で子供たちは大喜びしました。用意してきて下さったおもちゃで遊ぶ時も、小さい子の目線で話す時も、おやつを一緒に食べたり、外でおいかけっこをした時も、やさしさ、思いやり一杯で、とても感動しました。お別れする時、子供たちは、お兄さん・お姉さんたちのスクールバスに、ずっと「さようなら」「だいすき」「またきてね」と手を振っていましたよ。

リボンコエ(中国正月のお菓子)作りは、2月1日(月)に予定しています。大きい子がハサミで切れ目を入れ、小さい子たちがそれを引っ繰り返します。そして、キッチンスタッフが油で揚げます。折り紙を使って練習します。当日、御賞味下さい。

豆まきの日は、それぞれが作ったお面と、大豆を箱に入れて(箱作りもしました)持って帰ります。子供たちは豆まきも楽しみますが、豆拾いも大好きです。言われないのに、例年長い時間拾い続けるのです。きっと地面の上に落ちた豆は魅力的なのでしょう。そして、その豆を畑に蒔いて、今年も枝豆を育てようと思っています。例年たくさん収穫できます。昨年は、昼食時、みんなで分けて少しずつ食べました。

「鬼は外~~ 福は内~~」

「Sickness Sadness Outside! Happiness Inside!」

   

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