News / Nunn Road / 2016 / June 2016

マレーシアでのランタン祭りは、中秋の名月(ムーンケーキフェスティバル)と兼ねて9月に行われます。ナニアでは、マレーシアのランタン祭りと日本の夏祭りを一緒にしたような形の「ランタン祭り」を7月に行なっています。

この日、子供たちは、朝、だんご作りをし、夜、集まって歌ったり踊ったり自分たちで作ったものを食べたりと、楽しく過ごします。又ランタンWalkでは、自分たちで作ったランタンに火が灯されます。

「Mr. Candle」と、子供たちから呼ばれているローソクは、一日の終わりのお話の時間やお誕生会、お別れ会で使われ、子供たちを自然にひきつけています。彼らにとって地上の火は精神界の光と深く関係を持っています。そして、「お日様」「お星様」「お月様」「神様」など、天上のものとも深くかかわっています。うす暗くなった中で灯されるランタンの火と一緒に歌い歩きながら、天上のもの、自然界のものとつながりが持てる経験をして欲しいというのも、このランタン祭りのねらいです。

 ランタン祭りのご案内

日時:2016年7月21日(木)6時半より(夕食後集合)

時間厳守でお願いします

発表は6時半からですので、6時20分には必ずご集合ください。

場所:ナニアの庭(雨天:室内)

駐車はナニアの前のChe Hoon Khor Moral Uplifting Societyの駐車場を借りていますので、そこにご駐車ください。

 プログラム

【昼】平常通り

7月22日(金)行事の振替でお休み

ランタンWalkで、ナニアの庭だけでなく、家の外回りを歩くことも考えています。天候にもよりますが、もし、家の外を歩く時は、お父様、お母様方にお子様と一緒に歩いていただきます。その時、お子様の安全管理も、どうぞよろしくお願い致します。(もし、お父様が不参加で、園児以外の小さいお子様がいらっしゃる方はお知らせ下さい。)

園児が発表する間、木の家などにいる小学生は、静かに聞くよう各ご家庭でご指導お願い致します。

夜の行事で薄暗くなると足元が見えにくくなります。危険ですので木登りはなしにしたいと思いますので、よろしくお願い致します。小学生のお兄さん、お姉さん達は各ご家庭でお願い致します。

ランタンWalkでは、何人かのお父様方に先頭を歩いていただき、小学生は園児の横を歩いてください。

【夜】

6:30 – 6:50子供たちの発表

あいさつ、ランタンの詩、歌

6:50 – 7:00 年長さん達による福建語の詩

ランタン祭りの頃、中国系の人たちは月を見ながら、詩を歌って楽しんだそうです。その詩をご紹介します。

  盆踊り

お母様方、お父様方も一緒に踊って下さい。

7:00 – 7:30スナック(おだんご、バナナ、キャロットケーキ、フルーツ)

子供たちは座って食前の言葉を言います。人数が多いため、お母様方にそれぞれのお子さんのおやつを取っていただいたらと思います。小さいお子さんがいらっしゃる方は、スタッフがお手伝いいたします

飲み物はナニアでも用意しますが、各ご家庭でもご持参ください。

7:30 – 7:45 ランタン Walk

子供たちは、英語、日本語、中国語でランタンの歌の練習をしています。みんなで一緒に歌いながら庭を一周して、外回りを歩きます。

約50人の子供達のランタンWalkがスムーズに行くため、大人の見学場所をXXXの部分と木の家だけにしましたのでよろしくお願いします。

7:45 頃    Good bye song

この後、子供たちはそれぞれのランタンをもらって帰宅します。おやすみなさい。

行事の時は、全体で一緒にする以外に自由に動き回れる時間がたくさなります。又、兄弟姉妹の参加で人数も多くなります。それぞれのお子様方の安全管理は各ご家庭でお願い致します。

年々、ゆかたを着用する子供達が増えていますが、強制ではありません。Englishクラスの子供達の中には、昨年伝統的な洋服を着た子もいました。その日、特別のものを着るということで、その行事への参加が意欲的になることは確かです。

 園から家に持って帰るクレヨン画、ペィンティングのもの、いろいろな作品は、全部子供達が自分でやったものです。私たち保育者は、声かけをして励ましますが、作品のお絵描きなど手伝うことは一切しません。

特に3~6才児のクレヨン画は、子供達の内的な成長を表します。園に慣れ、お友達と遊び、いろいろな活動が楽しくできるようになる中、クレヨン画もだんだん変わっていきます。

•園では、お絵描きはしたい時にいつでもできるようにしています。ご家庭でも、常に用紙やクレヨンを用意しておいてあげてください。

•成長は個々人違います。彼らの描く絵に、「どうして○○を描かないの」とか、「こんな風に描きなさい」というコメントやアドバイスはマイナス効果になります。大人の真似をして描くのは7才から。6才までは自由にのびのびと自分を表現することが大切です。描き終わったら、ほめてあげるだけでいいのです。

•精神界に近い小さい子供達の描く絵は、自由でのびのびとしていて、ワンパターンになりがちな大人の絵とは全く違います。

下記にどのようにクレヨン画が変わっていくか簡単にお知らせします。ただ、成長はそれぞれ違います。下記に書くことは一般的なことです。

2才ぐらい 

•からお絵描きを始めます

•いろいろななぐりがき、37種類ぐらいあります

3才

•大体、渦巻きは外側から内側に向かいます。精神界から地上に降りて来ることを表し、(点々の集まり)この点は精神界の精神達。

•真ん中に描かれているものは「自分」。

•立ったり歩いたりできるようになったので、クロスが描かれます。

•バランスを取って色々なことを頑張っていることを示します。

•周りの環境にオープンになった頃、このような絵を描きます。

人: 成長は頭から始まるので子供達の絵も頭から描かれます

•手先がよく動くようになり、器用になってきた5才児ぐらいから、手を描き始めます。

•6才児になると人間の首が現れます。

4~5才

•助骨が育ってきていることを示します。

•この頃から、こういう「レインボー・カーテン」を描き始めます。成長が胸部に行き、呼吸が整ってきて、リズミカルにいろいろなことができるようになります。このレインボー・カーテンを描く時、子供達は楽しそうにお話しながら、リズミカルに手を動かし、色合いもとてもきれいです。

  畑には苦瓜が数個実をつけたり、おくらがたくさん育っています。又、バナナの大きな花が咲き始めました。ランブータンの赤い実も庭を鮮やかに飾り始めています。子供達が大好きなナニアの庭です。

  カンボジアのお友達

少し前に職員研修旅行でカンボジアを訪れました。スラム地区にも行って子供達にも会ったのですが、その時のことがあまりにも印象的でナニアの子供達に話しました。

「カンボジアで会ったお友達は、十分なごはんも着る物もなくて、それでも一生懸命少ないごはんを分け合って頑張ってたよ。」

「みんなは、何でも十分にあるね。カンボジアの子供達が幸せになるために、お祈りしてあげよう。そして、アンティージャネットに作ってもらったごはんは、何でも残さないで食べようね。」

昼食時になると、何人かの子供達が「純子先生、カンボジアの子供達のお話、覚えているよ。」と、言ってくれるんです。「みんながやさしいから、カンボジアの子供達も絶対幸せになれるね。」と答えています。

今、たなばた様の短冊にお願い事を書いているのですが、たくさんの子供達がカンボジアの子供達のことを祈ってくれました。目の前にいる子供達が、大きくなった時、みんなが幸せになれる世の中を作ってほしいと祈り続けています。


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