News / Nunn Road / 2018 / June 2018

マレーシアでは、ランタン祭りは、中秋の名月と兼ねて9月に行われます。ナニアでは、マレーシアのランタン祭りと日本の夏祭りを一緒にしたような形の「ランタン祭り」を7月に行なっています。

 この日、子供たちは、朝、おだんご作りをし、夜、集まって歌ったり踊ったり自分たちで作ったものを食べたりと楽しく過ごします。又ランタンWalkでは、自分たちで作ったランタンに火が灯されます。

 「Mr. Candle」と、子供たちから呼ばれているローソクは、一日の終わりのお話の時間やお誕生会、お別れ会で使われ、子供たちを自然にひきつけています。彼らにとって地上の火は精神界の光と深く関係を持っています。そして、「お日様」「お星様」「お月様」「神様」など、天上のものとも深くかかわっています。うす暗くなった中で灯されるランタンの火と一緒に歌い歩きながら、天上のもの、自然界のものとつながりが持てる経験をして欲しいというのも、このランタン祭りのねらいです。

 ランタン祭りのご案内

日時:2018年7月19日(木)6時半より(夕食後集合)

«  時間厳守でお願いします。

«  発表は6時半からですので、6時15分には必ずご集合ください。

場所:ナニアの庭(雨天:室内)

«  駐車はナニアの前のChe Hoon Khor Moral Uplifting Societyの駐車場を借りていますので、そこにご駐車ください。

 プログラム

【昼】平常通り

«  7月20日(金)行事の振替でお休み

«  ランタンWalkで、ナニアの庭だけでなく、家の外回りを歩くことも考えています。天候にもよりますが、もし、家の外を歩く時は、お父様、お母様方にお子様と一緒に歩いていただきます。その時、お子様の安全管理も、どうぞよろしくお願い致します。(もし、お父様が不参加で、園児以外の小さいお子様がいらっしゃる方はお知らせ下さい。)

«  園児が発表する間、木の家などにいる小学生は、静かに聞くよう各ご家庭でご指導お願い致します。

«  夜の行事で薄暗くなると足元が見えにくくなります。危険ですので木登りはなしにしたいと思いますので、よろしくお願い致します。小学生のお兄さん、お姉さん達は各ご家庭でお願い致します。

«  ランタンWalkでは、何人かのお父様方に先頭を歩いていただき、小学生は園児の横を歩いてください。

【夜】

6:30 – 6:50子供たちの発表

*  あいさつ、ランタンの詩、歌

6:50 – 7:00 年長さん達による福建語の詩

*  ランタン祭りの頃、中国系の人たちは月を見ながら、詩を歌って楽しんだそうです。その詩をご紹介します。

  盆踊り

*  お母様方、お父様方も一緒に踊って下さい。

7:00 – 7:30スナック(おだんご、バナナ、キャロットケーキ、フルーツ)

*  子供たちは座って食前の言葉を言います。人数が多いため、お母様方にそれぞれのお子さんのおやつを取っていただいたらと思います。小さいお子さんがいらっしゃる方は、スタッフがお手伝いいたします。

*  飲み物はナニアでも用意しますが、各ご家庭でもご持参ください。

7:30 – 7:45 ランタンWalk

*  子供たちは、英語、日本語、中国語でランタンの歌の練習をしています。みんなで一緒に歌いながら庭を一周して、外回りを歩きます。

*  約50人の子供達のランタンWalkがスムーズに行くため、大人の見学場所をXXXの部分と木の家だけにしましたのでよろしくお願いします。

7:45 頃  Good bye song

*  この後、子供たちはそれぞれのランタンをもらって帰宅します。おやすみなさい。

«  行事の時は、全体で一緒にする以外に自由に動き回れる時間がたくさんあります。又、兄弟姉妹の参加で人数も多くなります。それぞれのお子様方の安全管理は各ご家庭でお願い致します。

«  できるだけゆかたの着用をお願いします。Englishクラスの子供たちの中には、昨年伝統的な洋服を着た子もいました。その日、特別のものを着るということで、その行事への参加が意欲的になります。

 ナニアのお誕生会

 自分のお誕生会を、指折り数えて待っていた6歳になるお友達が、「純子先生、明日はぼくが主役になる日だよね」と言うんです。「そうね」と答えたら、「やったー」と大喜びしていました。

 お誕生会は、本当にそれぞれの子が主役になる日です。これからたくさんのお誕生会が続きます。新しいお友達もたくさんいる中、ナニアでのお誕生会の流れや意味をお知らせします。

 お誕生日のストーリーの最初の部分にあるのですが、天界から子供達は自分のお父さんお母さんを選んで生まれてきます。遺伝として体型や顔付きが似ていたり、言語、職業、習慣などいろいろなものをその家庭環境の中でプレゼントされ影響を受けます。それともう一つ、子供達は個体性と言って、その子独自のもの、その子独自がその人生の中で花開かせていくものを持って生まれてきています。そういう彼らが、一生懸命自分の人生を歩んでいって欲しいという思いから、子供達一人一人のお誕生会をすることをとても大切にしています。そんな中、彼らは、お友達のお誕生会も大切にしてくれます。又、スタッフのお誕生日は、昼食時にお花のブーケでお祝いしています。

 お誕生日の一か月ぐらい前に、「チョコケーキがいいですか、オレンジケーキがいいですか」と聞きます。その二種類から選べるんです。その時、ケーキを聞かれた子は、自分のお誕生会がもうすぐだというのがわかります。そして、一日前に「天界からのドア」にお花で飾り付けをします。子供達は、「誰のお誕生会だろう」と話し始めます。そして、その日の最後のお話の後、お誕生日の子の名前を発表し、エンジェルさん二人、ドア係さん(楽器を片付け、開かれた「天界」からのドアを閉める役)一人、ケーキ屋さん二人の名前を発表します。みんなドキドキして待っていますよ。(その係は順番に回しています。)

 当日は、朝9時ぐらいから、6人のケーキ屋さんがエプロンを付けてケーキの準備をします。もうすでに計量してあるのですが、卵を割ったり粉をふるったり混ぜたりするのを子供達がします。ケーキ型をオーブンに入れたら、6人のケーキ屋さんは「花屋さん」に行ってお花をもらい、ケーキ台の周りに飾ります。その後おやつのテーブルセッティングをします。

 保育室に帰って片付けをした後、みんな丸くなって座り、「マジックウィンドー」(お休みの子や、嬉しい事、悲しいことなどを見る窓)で見て、「〇〇君、○○ちゃんのお誕生日!」ということになり、おめでとうとお祝いし、お祈りの言葉を言います。

 その後、全員ダイニングルームで座ります。お誕生日の子ができ上ったケーキにバナナなどで飾り付け、ろうそくを灯し、お誕生日の歌を、英語、マレー語、中国語で歌い、ろうそくを消します。そして、お誕生日の子は心の中でお願い事をしてケーキを切ります。みんなで分けて食べた後は、食器を洗い、ダイニングルームを片付け、飾ったお花を持って帰る準備をします。

 保育室で、お友達がお花で飾られたろうそくテーブルの周りに座ったら、お誕生日の子は守護天使に見守られて、私のライヤーの音とともに天界からのドアを通って中に入ってきます。ドア係さんがドアを閉めた後、お母さんに前もって書いてもらったストーリーで私が1本ずつろうそくを付けながら、その子のお話をします。

 お話の後、みんなからの絵の本のプレゼントを紹介し、ノームさんが、ノームさんのバッグにその子の年齢の数だけクリスタル、貝がら、木の実、石ころを持ってきてくれたので、それをみんなに見せてまわります。最後にお誕生日の子の歌を歌い、その子がろうそくを消し、お部屋のカーテンを開けてお誕生会が終わります。

 半日をその子を主人公にして流すので、とてもいい思い出になるようです。中学生、高校生、又、大学生になって帰ってきた子達も、みんな懐かしく、話してくれるんですよ。ノームさんもずっとみんなを守っているようで、とても嬉しいです。大きくなって帰ってきた子達の中には、「ノームさんを下さい」とお願いしてくれる子までいるんですよ。

 一年に一回だけしかないけど、そうやってみんなにお祝いしてもらったお誕生会は、彼らの心にやさしい思い出として残り、一生懸命自分の人生を生きていく励みの一つとなってくれたらと、毎回心を込めて準備をしています。


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