News / Nunn Road / 2019 / May 2019

 先日の運動会、大変お世話様になりました。

 子供達は、歌や詩、踊り、年長さんの組体操、またゲームの練習などをしながら、“あと〇回寝たら運動会”と、指折り数えて楽しみに待っていました。並び方やゴム跳びのやり方、回り方など繰り返して練習しておいたので、上手にできましたね。

 ただ、見知らぬ場所、大きい体育館、大勢の人などに圧倒されて参加しにくくなる子がいるのも無理もないことです。そんな中、本当にみんなよく頑張ったと思います。子供達の座る席も、両クラス混ざって座るようにしたのですが、それもスムーズにできて、とても嬉しく思いました。

 ここでお礼申し上げます。

*実行委員のお母様方、ゲームの進行、まとめ役をして下さり、一生懸命笑顔でマイクを握って下さってゲームが盛り上がり、本当にありがとうございました。駐車場係のお父様、お母様方、目に見えない所でありがとうございました。最後のお掃除もやって下さって大変お世話様になりました。

*ペナン日本人学校の教頭先生にも大変お世話様になりました。ずっと職員室で待っていて下さいました。

*一年生のお兄さん、お姉さん達に再会できたこと、そして、小学生のお兄さん、お姉さん達、進んでゲームに参加して楽しんで下さってとても嬉しかったです。

*日曜返上で子供達のために汗を流して下さったお父様方(何人か、お母様方もお父様方の代わりに頑張られていましたね。)会を盛り上げて下さって本当にありがとうございました。お母様方も笑顔で参加して下さり、思いっきり楽しんで下さった皆様方のお陰で、とても思い出に残る楽しい運動会になりました。

(P.S. 子供達は、“フェスティバル”が大好きです。“次はランタン祭り”と、もう次のフェスティバルを楽しみにしていますよ。)

  

   

  

  

  

  

  

  

 

 


年長児クラス(午後1時~1時45分ぐらいまで)を御紹介します。

 これは、小学校に上がるための準備として、ひらがな、英語、数の導入をするクラスです。みんなで挨拶をし、ビーンバッグを回しながら、しりとりゲームをしたり、ひらがなの詩を体でリズムを取りながら言います。英語の時は、簡単な英語での会話、数の時は、数の話などをします。そして、みんなで輪になり、ABCの歌や“あいうえお”を手拍子でリズムを取りながら、歌ったり、唱えたりします。その後、机に着いて線描や習った字の練習をします。

 自分で書くものが、きれいだなぁと思えるようブロッククレヨン(四角のクレヨン)で色塗りをしたり、色鉛筆で作業を進めます。そして、自分で一生懸命書いたものは、大切にして欲しいので、毎月末に自分達で表紙、裏表紙作り、ひも作りをし、本にして持って帰ります。(4月は中旬からクラスが始まったので、4月、5月分を一緒に作ります。)穴あけ作業も全部、年長さんがします。

 年長さんだからできる“お勉強”は、みんなとても楽しいようです。例年小さい子達の中に、自分も大きくなったらしたいなぁと、うらやましそうに見たり、横で真似する子がいます。この年長児クラスで学んだことは、3月の卒園の会でも発表します。

あやとり

 年長児クラスの前は、あやとりをして、みんなが揃うのを待ちます。最初は、私が一つずつ教えていたのですが、最近は、お互いに教え合ったり、自分でオリジナルな形を作って、みんなに教える子もでてきました。

〈“ほうき”のリズム歌です〉

Nimble fingers, nimble fingers, what shall we make

Yellow gnome was looking aroundunder the table found a thread

turn it around, turn it aroundBrown gnome found another thread

1, 2, 3, They made a broom”

“黄色のノームさん歩いていた テーブルの下から糸見つけたよ

まわしてね まわしてね 茶色のノームさんも糸見つけたよ

1、2、3 二人でほうきを作りました”

花びんしき

 卒園製作の織物です。一本ずつ糸を織っていくのでかなり集中力がいりますが、みんなよく頑張っています。もう一枚以上仕上げた子供達もいるのですが、これは競争ではないので、それぞれの子のペースで楽しみながらさせています。仕上げたものは、一枚は卒園の会のためにとっておき、二枚以上できた場合は、ポシェット、ウエストポーチなどにして持ち帰ります。

 色糸やあやとりの糸は、私の母が用意してくれています。小さい子にとって“おばあちゃん”という存在は、とても大切なので、“おばあちゃん、ありがとう”などと、時々母に登場してもらっています。

園から家に持って帰るクレヨン画、ペインティングのもの、いろいろな作品は、全部子供達が自分でやったものです。私たち保育者は、声かけをして励ましますが、作品のお絵描きなど手伝うことは一切しません。

 特に3~6才児のクレヨン画は、子供達の内的な成長を表します。園に慣れ、お友達と遊び、いろいろな活動が楽しくできるようになる中、クレヨン画もだんだん変わっていきます。

・園では、お絵描きはしたい時にいつでもできるようにしています。御家庭でも、常に用紙やクレヨンを用意しておいてあげて下さい。

・成長は、個々人違います。彼らの描く絵に“どうして○○を描かないの”とか、“こんな風に描きなさい”というコメントやアドバイスは、マイナス効果になります。大人の真似をして描くのは7才から。6才までは自由にのびのびと自分を表現することが大切です。描き終わったら、ほめてあげるだけでいいのです。

・精神界に近い小さい子達の描く絵は、自由でのびのびとしていて、ワンパターンになりがちな大人の絵とは全く違います。

 下記にどのようにクレヨン画が変わっていくか、簡単にお知らせします。ただ成長はそれぞれ違います。下記に書くことは一般的なことです。

2才ぐらいから、お絵描きを始めます。

 いろいろななぐりがき、37種類ぐらいあります。

3 だいたい、渦巻きは外側から内側に向かいます。精神界から地上に降りて来ることを表し、(点々の集まり)この点は精神界の精神達。

 真ん中に描かれているものは“自分”。

 立ったり歩いたりできるようになったので、クロスが描かれます。

 バランスをとっていろいろなことを頑張っていることを示します。

 回りの環境にオープンになった頃、このような絵を描きます。

・人 成長は頭から始まるので子供達の絵も頭から描かれます。

 手先がよく動くようになり、器用になってきた5才児ぐらいから、手を描き始めます。

6才児になると人間の首が表われます。

45 助骨が育ってきていることを示します。

 この頃から、こういう“レインボーカーテン”を描き始めます。成長が胸部に行き、呼吸が整ってきてリズミカルにいろいろなことができるようになります。このレインボーカーテンを描く時、子供達は楽しそうにお話しながら、リズミカルに手を動かし、色合いもとてもきれいです。

6 年長になり、年長児クラスで線描画をしたり、ひらがななどを習い始めた頃から、彼らの描く絵もどんどん変わっていきます。長い時間、楽しんで描けたりきれいな色合いで自信を持って描きます。又、体験したこと、見たこと、感じたことなどが、自分の内面から自由に表現され、生き生きとした絵になります。

◎個人差はありますが、みんな昼食をおいしそうに食べてくれるので嬉しいです。ナニアでは、できるだけ有機野菜を使い、ビーフンや豆腐、パン焼きの日の粉なども有機です。

◎先日14年前に卒園した、結束大地君(20歳)が帰ってきてくれて、いろいろな思い出話をしました。大きくなった彼らと再会する度、心と心が本当にずっとつながっていたと感じます。


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