News / Nunn Road / 2002 / No.87 25th Feb 2002
中国正月のお休みが終わって1週間が過ぎました。現地では、15日間続く中国正月。先週水曜日(中国暦第1月9日のお祭り)は福建人のSugar
Cane Festivalで、昔戦いが行われた時、福建人はさとうきび畑の中に隠れていて助かったため、この日、さとうきびを飾り、爆竹を打ち鳴らして
天神を祭りました。皆さんのお休みはいかがでしたか。ナニアのチャイニーズニューイヤーの会で踊った「コンシーコンシー」の音楽をスーパーマーケットなど
で耳にした子も多いのではないでしょうか。私自身もあの音楽を聞きながら日本の子供たちにとって少しでもマレーシアのお祭りに接する体験であったらという
気持ちで一杯でした。
さて、これから3月4月と別れ、新しい出会いの季節がやってきます。3週間後に控えた卒園の会に向けて練習を重ねながら、巣立っていく卒園児にとって
も、送る側の在園児にとっても、充実した日々であって欲しい、次の新しい出発のためにもいいまとめができる日々であって欲しいと願っています。
中国正月の休み、私自身もいろいろ考えることがありました。不況で日本人や子供の数が減っているという情報が入る度に、不安になったことも確かです。今
まで1クラスでこじんまりと同じ家に住んで幼稚園をやってきた情況から、大きな家に引越しスタッフもクラス数も増やし法的なことはもちろんのこと、色々な
意味でInstitutionという形での責任を感じています。ただ自分自身が素晴らしいと信じるシュタイナー教育のことを多くの人に知ってもらいたい、
マレーシアで紹介したいという初心は変わらず、それでは、この苦しい時期にその思いを全うするため自分は今何をすべきなのだろうかと考えてみました。今ま
で、宣伝広告もほとんど出していませんが、今回は垂れ幕やポスターなども作りました。また、2月10日付けのスター紙では、シュタイナーの医学のことが取
り上げられ、少しだけシュタイナー教育のことにも触れられていたので、すぐスター紙に連絡を入れナニアのことを報道してもらいたいとお願いしました。日本
人、マレーシア人をそれぞれの立場でのニーズは何なのだろう。それをいかにナニアの教育課程に入れられるのだろうと リン先生と話し合いもしました。そう
いう意味で、今までの実践に基づきながら新しい情況下でいろいろなことを前向きに取り組んでいきたいと思っています。世界中に「やりたくて始めたことを信
じてやりなさい」と励ましてくれる友人達や元保護者の方がたくさんいます。ペナンでも毎日楽しみに通ってくれる子供たち、一生懸命考えてくださっている皆
様に感謝しながら、できることをスタッフみんなで協力してやっていこうと思っています。
そこでひとつお願いがあります。ナニアでの活動を具体的に書いたポスターを作りました。黄色のパンフレットと一緒にそれぞれのコンドミニアムの掲示板に貼っていただくことができますでしょうか。
卒園の会ご案内
3月14日(木)
10:00~10:50
・全員のあいさつ
・在園児からの言葉
・卒園児からの言葉
卒園児の発表 | 劇 「うさぎの姉妹とくまの兄弟」のお話 | |
合奏 自分達で作ったたいこ、マラカス、鈴で 「カエルのうた」を合奏 | ||
年長児クラスから 「リズムであいうえお」「ABCの歌」と詩の発表 | ||
ナニアの歌 | ||
両親、保育者への感謝の言葉 |
・それぞれの卒園児のお話
キャンドルをつけながら一人一人の子供たちのお話をします。
お母様方(お父様方)にも 一言付け加えていただけたらと思います
・プレゼント 卒園児へ 在園児からの絵、卒業製作の織り物、ノーム、バッグ
卒園証書
卒園児のお母様方からのプレゼント(うさぎと木)の紹介
・全員のあいさつ