News / Nunn Road / 2009 / No.J174 9th May 2008

 先月の運動会、大変お世話になりました。日曜返上で子供たちのために大活躍してくださったお父様方、運動会進行係として、笑顔でマイクを握ってくださ り、一生懸命会を盛り上げてくださった実行委員のお母様方、見えない所で駐車係や館内のエアコン、マイクをお世話してくださったお父様方、そして運動会を 思いっきり楽しんでくださった皆様のお陰で、とても思い出に残る楽しい運動会になりました。


 Englishクラスの方たちからも、とても楽しかったこと、日本人クラスの方とお知り合いになれたことを喜ばれていました。本当にありがとうございました。

新 年長さんたちの年長児クラスを紹介します。これは、小学校に上がるための準備として、ひらがな、英語、数の導入をしています。まず、みんなであいさつを し、ビーンバッグを回しながらしりとりゲームをします。その後、その日習うひらがなの詩を体でリズムをとりながら言います。英語の時は簡単な英語での会 話、数の時は数の話などをします。そして、みんなで輪になりABCの歌や「あいうえお」と手拍子でリズムを取りながら歌ったり、言ったりします。その後、 机に着いて線描や習った字の練習をします。
 自分で書いたものがきれいだなあと思えるように、色鉛筆やブロッククレヨンで作業を進めます。そして、自分で一生懸命書いたものは大切にして欲しいの で、毎月末に自分達で表紙、裏表紙、ひも作りをし、本にして持って帰ります。 年長さんだからできる「お勉強」はみんなとても楽しいようです。例年、小さ い子供たちの中に、自分も大きくなったらしたいなあと、うらやましそうに見たり横で真似したりする子がいます。この年長児クラスで学んだことは、3月の卒 園の会でも発表します。

6月の行事予定
 2~6日 スクールホリデイ
 10日 たかみつ君のお誕生会
 12日 避難訓練
 13日 なおき君のお誕生会
     父の日のお祝い
 18日 弁当Day

ナ ニアでは自分で着替えたり、食事の片づけをしたり、遊んだ後のお片づけをするのはもちろんのこと、その他にも、お皿ふき、ナプキン干し、スリッパをそろえ ること、いす運び、帽子ならべ、掃除などいろいろなことを子供たちがしています。もちろん個人差はありますが、毎日日課にしているので、励ましたら、どの 子もだんだんできるようになってきます。ご家庭でも、彼らができることはできるだけ自分でするようにお願いします。

ナ ニアにはウルトラマンなどのキャラクターものは来ないことになっています。落ち着きがなくなり、集中して創造的な遊びをすることができにくくなるからで す。もし、ご家庭でも落ち着きがない様な時は、ビデオやゲームをする時間を減らされるといいと思います。ビデオやゲームは、この柔軟な時期の子供たちの発 達にいい影響を与えません。

あ る日、こんなことがありました。小さい子が貝がらのたくさん入ったバスケットを床に落としてしまったのです。ガラガラジャーというすごい音が床の上に広 がったかと思うと、その子の回りにあっという間に6・7人の子供たちが集まり、「だいじょうぶよ」と励ましながら、瞬く間にきれいに片付けてしまったので す。彼らはとにかく「助けたい」と言う気持ちで体を動かしているんです。しかも、その子を責めるのではなく、優しい言葉をかけながら・・・・自ら、忙し く、お友達のために体を動かす子供たちに、本当に頭が下がりました。

お母様方とお電話で話していて「○○が大変ですよ」「◇◇しないんです」「▲▲で困ってるんです」とチビちゃんたちとの「バトルフィールド(戦場)」が想像され、一緒に笑いあったり、そうだそうだと話し合ったり、頑張りましょうと励ましあったりする私ですが・・・・

 実はそういう私も4月のJapaneseクラスは「バトルフィールド」のようでした。今年は3月にたくさんの子供たちが卒園、離園し、新しい子供たちが 入園し、男女比が5:3ということも影響してか(男の子はやっぱり外へ向かうエネルギーが大きいです)とにかく「体力が勝負!」の一ヶ月でした。だから キッチンスタッフ、事務のチトラ先生も時には私のダンナまでも総出で応援してくれました。そして、午後のティータイムの会話は、Japaneseクラスの 子供たちのことで持ちきりです。でも、そんな時、不思議と大変なことではなく、子供たちがこんなに変わってきたと言ううれしい話題で持ちきりになるので す。たとえ、大変なことが話題になっても、それは「大変だったけどこうやって乗り越えた」という過去の笑い話なのです。先生達の笑顔を見ながら、そうか、 こういう前向きの思いがあると子供たちはいい方向に変わっていってくれると改めて感じたものです。

 私自身、新しいクラスをまとめていく時、まず、5・6才児の年長さんに焦点をあてます。小さい子はお兄さんお姉さん達を敬い、真似し、そしてついていろ いろ活動をするからです。といっても、ヤンチャ盛りの年長さんたちなので、「こうしなければいけません」と強制して型にはめるのではないのです。意志力の 強い彼らが、自分達の意志で気持ちよく、大きいお兄さんお姉さんにとして、動けるように導いていくことです。これは卒園の会まで一年間の取り組みです。

 上がいなくなったので、今度は自分達の番と「ポッシー」になって威張っているような言い方をする子もいるでしょう。待っていましたと言うように、小さい 子のお世話をしてくれる子も出てきます。彼らの中で、いろいろな変化が出てきます。特にグループ会議などをした時に小さい子が聞いて、さすがお兄さんお姉 さんたちというような言い方を年長さん達はしてくれます。転んだ子や席に着けない子に、すぐ手を貸してくれるのもまず年長さんたちです。

 「○○しなさい」と言われたら、反抗したり動かなかったりする彼らも「○○お兄さん ▽▽お姉さん・・・・してくれてありがとう」と言われたら、もっと もっと動きたくなる彼ら、そんな彼らの成長、発達を見守りながら、我々大人も一緒に成長していきたいものですね。今年も年長さんたちがどんなに成長して いってくれるか、そして年中年少さん達が一緒に兄弟姉妹のように泣いて笑って助け合って過ごしていってくれるか楽しみです。

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