News / Nunn Road / 2009 / No.J190 26th July 2009
先日のランタン祭り、大変お世話になりました。例年、ランタン祭りの頃は雨が多く、
今年は特に当日明け方大雨だったり、ヘイズがあったりで、とても心配したのですが、子供たちが一生懸命お祈りしてくれたからでしょう、昼間から夜にかけて
いいお天気に恵まれ、思い出に残るお祭りができて本当に嬉しく思いました。
ランタン祭りは、年間行事の中でも大きな行事の一つです。色々な準備をしていく中で、子供達の行事への関心、待つ喜びも日ごとにふくらんでいきました。
自分たちで描いた水彩画を利用してのランタン作りでは、星、太陽、月の形を切り抜くことを全部子供達の手でやっています。年長さんは、すべて自分たちでや
り、年中さんはやれるところを自分でやって、できない所は年長さんに手伝ってもらい、年少さんより小さい子は、年長さんがやってあげました。「○○お姉さ
ん、??お兄さんがやってあげるね。○○くん、??ちゃん、次はどこを切るの?」と声かけしながら切っているお兄さんお姉さん達の横でじっと待っている小
さい子達、心が暖かくなる光景でした。
又、前日外用のいすを出してきれいに拭き、それを運ぶことも年長さんを中心にやっています。当日は年長さんがバナナの葉取り、葉洗い(お団子を並べるお
皿にするため)をしたり、みんなでお団子を丸めたり庭に飾るランタン作り、てるてるぼうず作りと忙しそうに手を動かす子供たちの表情はとても生き生きとし
ていました。
お祭りの日は、みんなで一緒に歌ったり、踊ったり、おいしいお団子を食べたりととても楽しい時間が過ごせました。ランタンに灯された火が自然界のもの、天上の光とつながりやさしく子供達を包んでくれているようでもありました。
夕食抜きで駆けつけてくださったお父様方、炭坑節や「The farmer in the dell」に参加してくださったお母様方、お父様方、子供たち手作りのおだんごを一緒に食べてランタン祭りを楽しんで下さったお兄さんお姉さん、皆様方に心より感謝しています。
8月の行事予定
24日~28日 夏休み
31日 Merdekaでお休み
数
年前にナニアニュースで紹介したアンクルポーが5月14日、68年の生涯を閉じました。彼は全盲で生まれ、家族もなく、お寺に住みながら飴売りをして生計
を立てていました。当時、パンの日のレーズンは彼のお店(小さな屋台)から買ったり、ナニアの先生たちで彼のお店の掃除やペンキ塗りをしたり、保護者の方
も飴を買いに行ってくださったりしていました。
それから彼は糖尿病が悪化し、片足を切断しそれでも、義足で又飴を売るんだと生きる望みを捨てませんでした。でも、最後には胃がんに勝てなくて彼の人生を全うしました。
これでもかこれでもかとやってくる厳しい人生の試練に負けることなく、一生懸命向かっていたアンクル。ナニアの子供達の話を聞くのが大好きな彼でした。どんなにたくさんのことを教えてもらい、生きる力をもらったかわかりません。
ナニアとは直接関係のないことですが、一生懸命生きた彼のことを少しでもたくさんの人に知ってもらい、彼の冥福を祈りたいという気持ちで、ここに書かせていただきました。