News / Nunn Road / 2009 / No.J191 17th Aug. 2009
8月、たくさんの子供たちが一時帰国をしたり、旅行をしたりで、日本人クラスの人数も約半分(Englishクラスはほとんどの子供たちが登園しています)になり、さみしい月ですが、みんなで助け合って楽しく過ごしています。先日、年長さんのグループが男の子たちだけになった時、年中の女の子が年長さんのようにしっかりして、年長の男の子たちと一緒にみんなをまとめてくれた こともありました。その時、小さい子達はお財布とお金を作り、大きい子がしているレストランに食べに行きました。まず、待ち合い室で待ち、呼ばれたらレス トランの中に入りました。メニューを見て注文したら、メインコース、飲み物、デザートまで出てきましたよ。そして、お客さん達が帰った後はレストランの片 づけもとてもきれいにしていました。
又、年長さんたちは、アンティージャネットの手伝いでエプロンをつけ、サンドイッチ作りをしてくれた日もあります。子供たちはそうやって色々な経験をして成長していっています。
今月は、日本やペナン日本人学校の夏休みを利用して、何人かの小学生が帰ってきてくれました。私は「Nania」とこの園に名前を付けた時、C.S.ル イースのNarnia国のように、子供たちが何度も訪ねたい、帰りたい場所であって欲しいという思いがあったのですけど、実際に帰ってきてくれる子供たち に再会したり、又、大人同士の再開があったりする時、この名前に決めた時の気持ちが改めて思い出されます。これからもたくさん出会い、再会がありますよう に。
9月の行事
7日 ヌズルコーランでお休み
18日 Hari Rayaのお祝い
(ノラ先生のハリラヤのお話を聞き、
Ketupatというもち米でできたお菓子や
ハリラヤのクッキーを食べてお祝いします)
21日~23日 Hari Rayaでお休み
小 さい幼児達は、精神界から降りてきたばかりで、天使のような純粋な面をたくさん持つ反面、この世での経験が少ないため上手にトイレができなかったり、お水 やごはんをこぼしたり、又、好き勝手なことを言って、言うことを聞かなかったりと「大人を困らせる」ようなことをたくさんします。
そこで、彼らを「小さな大人」と見て、我々大人と同じような基準で判断して「どうしてこんなことができないの」「ほんとうにかわいくないんだから」など と怒ったり、そう感じただけで、彼らがたくさん持ち合わせている天使のような面はどんどんなくなってしまいます。彼らの発達段階は大人のものとは全く違う からです。
彼らのかわいさが出てくるか来ないかは、すべて大人次第なのです。この時期の子供達は、回りのすべてを模倣して育っていきます。いらいらしている大人、悲観的な大人の前では彼らは喜びを持つことができません。
と言っても、24時間いつもニコニコしていることは出来ないですよね。そして、子供たちにもきちんとしていいことといけないことは教えなければいけな い。しかることももちろん大切です。そんな時自分を振り返ってみてください。自分が腹を立てて叱る時は、自分がとても苦しいものです。大人の中にその苦し みがあると、子供たちもその苦しみを感じ、どうしていいかわからなくなります。
私自身も、自分が苦しくなりそうだなと思ったら「先生は○○ちゃんが大好きなんだよ」と言って、その子を少し抱きしめて、それから又言って聞かせるとい うこともしています。「大好き」「かわいいね」「○○お兄さん、やさしいね」などと言われることが、大好きな彼ら、片付けなどがすぐできない子供たちで も、少しやり出した時、それをほめてあげると、その後喜んでやり終えてしまったりします。
いらいら、不安、怒りというものは子供たちのためだけなく、自分自身のためにも、とっても不健康なものですよね。私はのどが弱いのですが、ダンナとけん かした後にはてき面症状が悪くなります。またやってしまったと反省して、「ごめんね」と言って仲直りしたら、症状がよくなるんです。子供のような話です が、そうやって学んでいっています。
笑顔で楽しい夏休みをお過ごしください。