News / Nunn Road / 2009 / No.J193 28th Oct.2009
先日の感謝祭、大変お世話様になりました。
たくさんの人が集まる中、当日は小さい子供たちや入園したばかりの子供たちの中で、少し緊張していた子も何人かいましたが、大きい子達が励ましてくれたり、お母様方が一緒に輪に入ってくださったこと、とても嬉しく思いました。
前日の準備では、椅子をキッチンの外から運ぶこと、部屋の模様替えなど子供たちがたくさん手伝ってくれました。椅子を運ぶ時は、狭い廊下なので流れ作業
でしていましたよ。10人ぐらいの子が廊下に並んで次から次へといすを流していくんです。「純子先生、今日は大変だね。でもあしたは感謝祭で嬉しいね」と
言いながら・・・
ホールのフェスティバルコーナーで毎日飾り用の野菜が増えていくのを見て、会を楽しみにしながら詩や歌の練習やたくさんの準備の手伝いをすることによって、「自分たちの感謝祭」と感じられたことと思います。
子供たちが作った焼きたてのパンもおいしかったですか。人形劇の最後は、子供たちも自ら人形たちと一緒に「お父さんのお空・・・お母さんの大地・・・」と
歌ってくれるのを聞きながら、みんなで作り上げた会になったこと嬉しく思いました。一つの行事が終わるごとに、子供たちが大きく成長していっているようで
す。
人形劇のあらすじ 「水の竜」
水の竜が雨を降らせてくれるので、お百姓さん、カエル君、ニワトリ君、お花はみんな大喜びしていました。ところが、みんなの幸せを嫌う魔女が「まほうの杖」を使って、水の竜をつかまえたため、雨が降らなくてみんな困ってしまいました。
どうしようもなく、お城の王子に相談したところ、勇敢な王子は知恵もののおばあさんに教えてもらって、魔女の「まほうの杖」を取って水の竜を助けに行くことにしました。
森の中で出会った女の子が魔女の家まで連れて行ってくれ、王子は魔女が居眠りしている間に杖を取り上げ、水の竜が助けられました。居眠りから起きた魔女
は、まほうの杖と水の竜がいなくなり、カンカンに怒っていました。村では又雨が降り、野菜や花が育ち、カエル君の池にも水が十分あり、みんな大喜びしまし
た。
女の子は、森の中で見つけた「幸せの花」をたくさん集め、ナニアの子どもたちにあげたいと持ってきました。そして、最後にみんなで
♪ おとうさんのお空 おとうさんのお空
広く大きく高いお空
おかあさんの大地 やさしいね
お米やにんじん育ててくれる お米やにんじん育ててくれる・・・
と歌い、幸せの花(折り紙)を子供たちがもらって おしまい。
11月の行事予定
11月 6日 Englishクラス卒園の会
11日 じろうくんのお誕生会
12日 ゆうとくんのお誕生会
17日 れなちゃんのお誕生会
20日 かんなちゃんのお誕生会
25日 だいちくんのお誕生会
27日 ハリラヤハジでお休み
「光
の祭典」と言われるディパバリのお祭りは、とてもきれいでした。パンジャビドレス姿のチトラ先生が、あかりのついたろうそくを持ってダイニングルームに入
室した瞬間から、子供達は息をのむように見入っていました。ディパバリの飾り台に全部のろうそくがきれいに並べられた後、グループごとにその台の前に行っ
て「ハッピーディパバリ」と手を合わせました。その後、チトラ先生のお話を聞き、ムルクなどディパバリのお菓子でお祝いしました。
ろうそくの光に包まれて、50人の子供たちのいるダイニングルームの時間が信じられないくらい静かに優しく流れました。帰る時は、私が日本語でお話し
し、そのディパバリのろうそくの前でせいくんの指が早く良くなるよう、みんなで心を込めてお祈りしました。このろうそくの火は、子供達を一年間大切に見
守ってくれると信じています。
小
さい子供達は、いろいろな経験をし、失敗や間違いを繰り返して大きくなっていきます。そのすべての経験が成長の学びになります。ですからけんかをしてお友
達をたたいてしまうこともある、強く言ってしまうこともある、優しいことをたくさんするのも含めて、それが彼らの世界です。色々なお友達に出会って人間関
係を学んでいっているのです。
もちろん間違ったことをしたら、言って聞かせなければいけない、悲しいことがあったら励ましてあげなければいけない。でも大人の感覚で子供達を「いい
子」「悪い子」の枠にはめてしまうのはどの子にとっても絶対にプラスにはなりません。大人が心配しすぎたら彼らの素晴らしい子供の世界が自然の形を維持で
きなくなってしまいます。否定的、悲観的は大人の態度は、子供達をそういう方向へ持って行ってしまうからです。
どの子も素晴らしい面を持ち、学んでいかなければいけない面を持っています。子供は大人のように完成した人間ではありません。(もちろん大人も完全では
なく学び続けなければいけませんが)たとえ、子供達が間違ったことをしても、その子達の素晴らしい面を忘れず導いていってあげたら必ずいい方向に進みま
す。
私自身、個人的にもウワサ話は好きではありません。そして、子供に関するウワサ話が事をいい方向に進めるとは全く思いません。もしご心配なことがありましたら、どうぞすぐ私にご連絡ください。心の広い前向きな大人の姿勢がすべてをいい方向に進められると信じています。