News / Nunn Road / 2002 / No.J92 20th May 2002

 運動会、大変お世話になりました。皆様のおかげでいい運動会(ファミリーデイ)になりました。今年は初めてのEngishクラスとの合同運動会、 Englishクラスの皆さんもとても喜ばれ、楽しくよく計画された運動会だったと好評でした。子どもたちもしばらく運動会のことを話したり、絵をかいた り、歌を歌ったりと楽しかったことを思い出していました。実行委員さんたちとは会後、反省会を持ちました。本当にいろいろありがとうございました。

 手足口病の件では皆様方にご心配をおかけしています。幸い病気になった3人の子どもたちも軽い症状ですみ、もうすぐ登園できそうです。それ以外には両クラス今のところ新しい手足口病の報告は出ていません。今半学期最後の週をみんな元気に登園できるようお祈りしています。

<ホン先生とのお別れ>
 5ヶ月間子供たちのことを大切にお世話してくださったホン先生とお別れすることになりました。お母様の病気のため、Kulimに帰られるそうです。お別れはとても残念ですが、子供たちと一緒にホン先生のお母様のことをお祈りしたいと思います。

<5~6月の予定>
5/24 ホン先生お別れ会、ペナン日本人学校中等部年生体験学習で訪問
5/25~6/2 スクールホリデイ
6/14 父の日プレゼント作り
6/17 ひろしくん お誕生会
6/18 ひろきくん お別れ会

<ナニアのAfternoon Classesのこと>
 今年からスタッフ全員フルタイムで働いているので、午後のクラスが可能になりました。そしてシュタイナー教育にできるだけ多くの子どもたちに触れてもらいたいという思いから、いくつかの活動を行ったり計画したりしています。

**土曜午後のクラフトクラスには、現在20人近い子供たちが通ってきています。二クラス(2:00~3:45、4:00~5:45)あり、一つのクラス はそれぞれが作った人形で25日人形劇の発表をします。また6月2日は環境の日で、ボタニカルガーデンでは一日中いろいろな催しが企画されています。私た ちも12:00~12:30と3:30~4:00に人形劇をし、2:00~2:30は折り紙をする予定です。このクラス、たくさんの子供達が喜んでくれて いるので、木曜の午後クラフトクラスをもう一つ持つことも計画中です。

**火曜と木曜(4:00~5:30)インターナショナルスクールに通っている日本人の子供たちを対象に日本語のクラスをはじめました。

**水曜日にCurative Class(治療教育のクラス)を計画中です。
 この世に同じように生を受けて生まれてきた子供たち、しかしながら「障害」を持っているがためにたくさんのチャレンジ、困難を強いられ、苦しんでいる子 供達がたくさんいます。残念なことに現在の社会はまだまだ彼らを快く受け入れてはくれません。私自身、新採で「知的障害児」の養護学校に勤めて以来、何ら かの形で彼らと関わりあいたい、万人が平等に幸せになれるより良い社会を作っていってくれる、心の豊かな子供たちを育てたいと、いつも思ってきました。そ んな中、同じような思いを分かち合えるリン先生といろいろ話し合い、このクラスを計画することにしました。
 今考えている案は、一人で歩くことができる軽い「障害」を持っている子供たちを対象に(ダウン症など4~7才児)ナニアでやっているような活動をしま す。そして、そういう子供たちと一緒に遊んでくれたり、助けてあげたりする「ボランティアchildren」も同時に募集します。「障害」のある子供たち は、「ボランティアchildren」がすることを真似して学び、また「ボランティアchildren」もそういう子供たちと一緒にすごすことによって、 思いやりの気持ちが育つのでは、と信じています。
 具体的には次のような計画です。
・毎週木曜日(2:45~4:30) 
 水彩お絵描き、クレヨン画、粘土、工作など + 自由遊び、おやつ、歌、お話
・ボランティアchildren 3~5人(年中、年長、小学校低学年)
 毎週メンバーが変わってもかまいません
・クラスは英語で行います

#障害という言葉に「」をつけたのは、単なる言葉上の区別であるという意味からです。歯が悪い人もいれば目が悪い人もいる。我々人間それぞれ何らかの「障 害」を持っていて、薬で簡単に治る場合もあればもっともっとチャレンジが必要な場合もあるという違いだけだと思います。先日チシャヤホーム(肢体不自由者 の施設)に行った時、車椅子に乗られている男の人がこう言われました。「あなた方は、今は健常な体をもっているかもしれないが、いつ何時自分のような状態 になるのかもしれないのですよ。私達は見かけだけの同情の目や、手はいらない。平等に対等に扱ってくれる社会であってほしい」と。

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