News / Nunn Road / 2022 / November 2022
クリスマスの会ご案内(一年の終わりの会)
天井ファンがカラカラ回る暑い国マレーシアにも、もうすぐクリスマスがやってきます。ジングルベルの歌とともに町は、クリスマスツリーや華やかなライトで飾られ、プレゼントを買い求め、クリスマスディナーの予約、パーティーの洋服作りときらびやかで忙しい時期、でも本当のクリスマスって何でしょう。こんなに華やかな行事が行なわれる時は、いつもそれがはなばなしくなればなるほど、その流れに乗りたくても乗れない人たちがたくさんいる。金持ちと貧しい人の差があまりにも明らかに浮き出される時期。クリスマスが、ただ単に物を消費するだけのものだったら、残念なことです。この時期、町の華やかなライトのあかりを外に見るだけではなく、自分自身の心の中に真の光をいだくことができたら、自分以外の人のことを心から考えることができたら、どんなに素晴しいことでしょう。
いつも園では、自由遊びの片付けをした後、輪になって4か国語で朝の挨拶をし、みんなで神様の詩を言っています。子供たちにとって、これは病気でお休みの子を思うお祈りの言葉のようになっています。又、クリスマスの会では、自分のためでなく他の人のためにお祈りしよう。サンタクロースのおじいさんにまず一番先にプレゼントを持っていってもらったり、助けてもらいたいのは誰かなと投げかけると次のようなことを言ってくれました。
けがをした子
病気の 人、入院している子
まずしい人
火事にあった子 コロナにかかった子 足や指を切った人
病気のおじいちゃん、おばあちゃん
泣いている子
ごはんが食べられない子
目が見えない人、車いすの子
お薬がない人
台風にあった人
お父さんやお母さんがいない子
お熱の子などです。
小さい子供たちは、精神界にとても近い存在であり、自然界のものすべてをあたかも、自分たちと同じように生きているように感じ話します。“おひさま、くもさん、おはなさん”と自然に“さん”をつけて呼ぶのもそのためです。
そんな子供たちの感性に応えるため、お祈りをすることは、とても大切です。お祈り、そして言葉の力によって子供たちの魂が豊かなものになっていきます。
ナニアの子供たちは、今はまだ小さい子供たちですけど、自然に他の人のことを考えられる、そんな心の豊かなやさしい人間に成長して欲しいという願いと共に、このクリスマスの会を計画してみました。又、一年の終わりの会という意味で、この一年をそれぞれ振り返りたいと思います。保護者の皆様には、子供たちの水彩画を利用したカードをそれぞれの子供たちの写真入りで作り、お渡し致します。異国という生活環境の中、子供たちの出入りが多かったり、コロナの影響が大きい毎日ですが、一日一日が、一つ一つの行事がそれぞれの子供
たちにとって、大切なものとなってくれたらという思いとともに、ナニアの2022年を終わりたいと思います。
クリスマスの会
できるだけ接触を避けるために、今年4日間で行います。その間、午後の保育もデイケアもいつも通り行います。皆様が来園されるのは、14日(水)です。
12月12日(月) クリスマスクッキー 作り(子供達のみ)写真を差し上げます。
12月13日(火) お祈り、人形劇 (子供達のみ)写真やビデオクリップを差し上げます。
12月14日(水) 日本人クラスの発表 9時25分からです。9時15分までにお集まりください。発表後、子供たちのクリスマスソックスやスター飾り、人形劇の女の子からもらう星飾りそしてクッキーなどを差し上げますので、お持ち帰りください。ホールで順番に写真撮影などされても大丈夫です。来園前に簡易テストをお願い致します。
12月15日(木) English クラスの発表
りゅうせい君のお誕生会は、12月9日(金)です。
年長さんの本は、今回11月と12月を一緒に持ち帰ります。
最終日に来年の資料も差し上げるつもりです。