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Harvest Festival(感謝祭)御案内

日時:2013年10月18日(金) 場所:ナニア園にて

両クラス一緒に感謝祭(日本語では“収穫”より“感謝”の方が子供たちに理解しやすいことより、このように呼んでいます。)に向けて、歌や詩など一生懸命練習しています。

 各行事では、それぞれの行事のテーマに合わせ、子供たちに学んで欲しいことを考え、歌や詩、踊りなどを選びます。今回は、食べ物の大切さ、そして食べ物を育てる自然界のもの、食べ物に関わっているたくさんの人たちへの感謝ということを目的としています。

ハリラヤのお祭りでは、ノラ先生のお話がとても印象深かったようです。“世界中にいるおなかをすかせた人達の苦しい思いがわかるよう自分も一か月の間、断食しました”というお話を、とても真剣な顔で聞いていたり、ノラ先生のことを心配していたり、いろいろ尋ねている子もいました。(今年は、7月31日に行ないました)

ムーンケーキ祭りのお話

昔、10個の太陽が一度に出て来て、あまりにも暑くて人々は病気になって苦しんでいました。そんな中Chang Erという弓矢の名人が、9個の太陽を射落として、人々を救いました。そして神様からそのほうびとして、永遠に生き続けることができる薬をもらって飲み、月に行った所、月はとても寒かったので咳と共にその薬を吐き出しました。その後、Chang Erは、その薬を小さく粉にして、地球上にばらまいたら、たくさんの人々が幸せになれると思いました。そこへ寄ってきた親切なうさぎさんに、お願いして粉にしてもらい地球上にばらまきました。それで地球上では、今でも薬草が育ち、それで人々の健康を維持することができるということです。

(中秋の名月にちなんだお話はいろいろあります。上記のものは、その中から選んだり付け加えたりして子供たちにわかりやすいようにして、ナニアで使っているものです)

このお話の後、ナニアの黒い“まほうの薬”を子供たちにつけている時、“これは、うさぎさんが粉にしてくれたお薬からできているの?”と聞いたり、“ぼく、お月様の中でお仕事しているうさぎさんを見たよ。”と、話してくれた子もいました。

今年も、子供たちとムーンケーキ作りをしました。年長さんたちは、中のあんこを丸めることもし、できたムーンケーキのパッキングは、一人一人全員でしました。みんな一生懸命やってできたムーンケーキは、とてもおいしかったので本当に嬉しかったです。それから、庭に咲く青い花“butterfly pea”や“pandan”leafで青色や黄緑色をつけたのですが、それも頑張って集めてくれましたよ。

ナニアのムーンケーキのレシピです。

(粉やあんこはムーンケーキ祭りの時期だけ購入できるようです)

〈材料〉

水  300ml

油  40g

Icing sugar150g

Koh Fun(cooked glutinous rice flour) 200g

White lotus paste(あんこ)1袋

  粉と砂糖を混ぜたものに油を入れ、色水を混ぜ合わせます。(Blueflowerは煮て色を出していますが、pandan leafは、ミキサーでつぶしただけです)

  上記のものをうすく伸ばしてあんこを包み、型に入れて冷蔵庫で冷やすだけです。

ランタン作りも全部子供たちがしました。ひもは、年長さんがくさり編みをして作ってくれました。一つ一つの準備が、行事を待つ楽しみになります。

夏休み中に、一番大きいカメさんが“カメの家の屋根”を開け外に出てしまいました。子供たちには、“みんなに会いたくて出かけて、いろいろなコンドミニアムを回り、最後に極楽寺の大きな池に着き、そこにいるカメさんたちと一緒に住むことになった。”と話してあります。いろいろな所を捜したのですが、見つかりませんでした。残念です。

9月第一週目に、多田薫子さんが研修生として、ナニアで仕事をしました。彼女の妹さんは、ナニアを卒園し、彼女もCraft Classに4年生まで参加してくれたのです。19才の“ゆきこ先生”は、大人気でした。最近、時々、大きくなった子供たちがナニアに帰ってきてくれています。8月には、23才の宮下裕加さんも“ゆか先生”として、研修し、子供たちは大喜びしていました。懐かしい昔話をしながら、ずっとつながっていられること感無量です。

 ゆうなちゃんやれなちゃんも数日ナニアに帰ってきてくれましたよ。ここで家族のように一緒に過ごした子供たち、お別れしてもずっとつながっていられます。今、お別れするさやちゃんとも、やさしい思い出は、ずっとナニアの中に、それぞれの心の中にあって、それぞれの成長を支え、いつか又、再会できると信じています。

あきなちゃんのお姉さんに朝顔の種をもらいました。蒔いた種から芽が出てきて、みんな大喜びしています。ちょうど、感謝祭の歌と重なったので、とても嬉しいです。

おじいちゃんうさぎのお葬式

  昨年9月のナニアニュースで、“うさぎの赤ちゃん4羽誕生”のニュースをお知らせしたのですが、今年9月は、おじいちゃんだった黒うさぎさんがお星さまになって、天の国に帰ったことをお知らせします。

 このうさぎさんは、ナニアが今の園舎に引っ越した時(2002年1月)、お祝いでもらったうさぎさんです。

 本当に長い間、子供たちと一緒に過ごし、彼らの成長を見守ってくれたおじいちゃんうさぎ、人間の年齢では、100歳以上だと思います。お別れした日、黒うさぎさんをきれいに飾って、子供たちは、一つだけ黒うさぎさんにあげたいお花をお庭から選び、うさぎさんの回りに飾ってお祈りしました。

 “今晩、お空を見て、一番きれいに輝いているお星さまが黒うさぎおじいちゃんよ”と話すと、“ぼくのひいおじいちゃん・おばあちゃんにあっているかな?”“みんなをみまもってくれるよね。”“やさしい黒うさぎさんだったね。”など話していました。きっとこれからも、やさしい黒うさぎさんは、子供たちを見守り続けてくれることでしょう。

 お墓は、ナニアのゲートの近くのマンゴの木の下に作りました。

  

  



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